販促レポート：気をつけよう！ビジネスで使いがちな間違った日本語 厳選10 Vol.12 【販促ノベルティ卸売りセンター】

商談時など何気なく使った言葉の意味が「実は違っていた」と気付き、恥ずかしくなった経験ありませんか？誤用表現は信頼や評価を下げる原因にも！？本日は、よく耳にするけど実は意味が違う日本語をご紹介。トピック：この親にしてこの子あり

ビジネスで使いがちな間違った日本語

1.この親にしてこの子あり
よく相手をけなす時や悪口を言う時に登場するフレーズですが、本来は「このような優れた親があってこそ、はじめてこんな立派な子供が生まれる」と前向きな意味を持った言葉で、褒め言葉に使うのが適切です。



2.難易度が高い
日常的によく使う言葉ですが実は誤用です。そもそも、難易度とは「難しいか、易しいかの度合いのこと」です。2つの意味が含まれているため、高い、低いでそもそも表現することができません。もし適切な表現にするなら、「難度が高い」です。



3.～ありき
よく、「結論ありき」「前提ありき」と使ってしまいがちですが、元々ありきは古語で「すでに存在した」「かつてあった」という意味を持つ言葉で、この使い方は誤用表現です。しかし、近年では使う人が増えてきたため、一部の辞書でも掲載されつつあります。



4.内向的
内向的と言うと、内気、気弱、人見知りといった意味で使われがちですが、本来の意味は「興味や関心が自己に向いている、主観的」です。あくまで考えが自分中心に偏っているだけで、社交性に乏しいわけではありません。



5.年増
年増とは、「娘盛りを過ぎた女性」「結婚適齢期を過ぎた女性」という意味です。一般的に30代半ば～40代前半を指します。「年配の女性」という意味で使ってしまいがちですが、人によっては気分を悪くさせる言葉なので使い方には注意しましょう。



6.すべからく
すべからくは、「当然そうした方が良い」「ぜひすべきだ」という意味を指し、「全て」「皆」という意味ではありません。平成22年度の国語に関する世論調査では、全て、皆と答えた人が38.5%と4割近くにのぼり、誤用表現が広く浸透していることが伺えます。



7.意趣返し
意趣返しというと、「趣」という文字面から「風流」と解釈する、また「返し」から「上手い皮肉を返す」という意味で捉えがちですが、本来は「恨みを返す」という意味を持っています。ネガティブな言葉なので、使いどころに注意しましょう。



8.佳境に入る
「物語や演劇などが興味深いシーンにさしかかるさま」を指す言葉ですが、近年ではそこから転じて、「ある状況が最盛期を迎える、ピークに達する」という意味で使われるようになりました。本来は誤用表現ですが、一般的に定着しつつあります。



9.中抜き
「中間業者が手数料を抜く」という意味で頻用されるこの言葉、実は誤用です。本来の意味は「卸売や問屋などの中間業者をなくし、生産者と消費者が直接取り引きをすること」を指します。そのため、「中抜き業者」や「中抜き構造」という言い方も不適切です。



10.悲喜交々（こもごも）
悲喜こもごもとは、「悲しみと喜びの声が入り交じる様子」を指す言葉ではなく、正しくは「悲しみと喜びを交互に味わうこと」を指し、一人の心情に対して使います。交々を「入り交じる」と解釈し、このような誤用表現が生まれたといわれています。


いかがでしたでしょうか。
ここで紹介したものを、今まで間違いと気付かずに使っていた人も多いのではないでしょうか？ぜひ、正しい日本語を使っていきましょう。今回はVol.12、バックナンバーも併せてどうぞ。
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担当ライター：ryusuke
WordPressサイト制作／Web集客の専門家。大手広告代理店にて、百貨店や出版社のリスティング広告運用を担当。その後独立、広告代理店で培ったSEOやデータ分析の知見を活かし、個人メディアを運営する傍らフリーのコンテンツライターとして活動中。執筆テーマは、集客やマーケティングなどビジネス関連、グルメや音楽関連。
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