販促レポート：気をつけよう！ビジネスで使いがちな間違った日本語厳選10 Vol.8

販促レポート

2017/09/01　知識ネタ

気をつけよう！ビジネスで使いがちな間違った日本語厳選10 Vol.8

商談時など何気なく使った言葉の意味が「実は違っていた」と気付き、恥ずかしくなった経験ありませんか？誤用表現は信頼や評価を下げる原因にも！？本日は、よく耳にするけど実は意味が違う日本語をご紹介。トピック：過半数を超える、青田刈り

ビジネスで使いがちな間違った日本語
気をつけよう！ビジネスで使いがちな間違った日本語厳選10 Vol.8

1.過半数を超える
「過半数」という言葉自体にそもそも「半数より数を超える状態」という意味合いが含まれており、「超える」を使うと重複表現になってしまいます。言い換えるなら「過半数を占める」または「半数を超える」が良いでしょう。

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2.青田刈り
「優秀な人を早い時期に獲得する」と就職活動の時期によく耳にする言葉ですが、これは誤用表現。正しくは「青田買い」。青田刈りの本来の意味は「イネが実らないうちから刈り取る」です。しかし現在では、この誤用表現が定着し、一部の辞書では「青田買い」と同義の意味が載っています。

気をつけよう！ビジネスで使いがちな間違った日本語厳選10 Vol.8

3.一本締め
「いよーっ」という掛け声の後に拍手1回をするのは一本締めではなく「一丁締め」。「いよーっ」との掛け声の後に10回拍手をするのが正しい一本締めのやり方です。ちなみに、これを3回繰り返すと「三本締め」になります。

気をつけよう！ビジネスで使いがちな間違った日本語厳選10 Vol.8

4.砂を噛むようなおもい
「悔しい思いをする」、「苦労する」という意味で使ってしまいがちですが、これは誤用です。実際は「面白みがなくてつまらない」、「味気ない」という意味です。悔しさを表す表現の「唇を噛む」から、「噛む＝悔しい」というイメージが定着し、このような誤用表現が生まれたといわれています。

気をつけよう！ビジネスで使いがちな間違った日本語厳選10 Vol.8

5.間が持たない
「会話を長く続けることができず途切れてしまう」、「時間を持て余している」という意味で使われるこの言葉、実は誤用表現です。「間が持てない」という言い方が正解。2013年に国語辞典「大辞泉」が行った「言い間違いされる言葉ランキング」でも1位と、言い間違いをしている人が多いようです。

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6.絵に描いたよう
「実現性の低い絵空事」「空論」という意味ではなく、正しくは「典型的な状態」、「理想的で素晴らしい状態」という意味です。ことわざの「絵に書いた餅」と混同して、このような間違った表現が生まれたといわれています。

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7.眉をしかめる
正しくは「眉をひそめる」。似たような言葉の「顔をしかめる」と混同してこのような誤用表現が生まれたといわれています。ちなみに、2014年文化庁「国語に関する世論調査」では、「眉をひそめる」を使う人が44.5%と約半数の人が間違った使い方をしているようです。

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8.満天の星空
よく使ってしまいがちな言葉ですが、「満天」という言葉自体が「空いっぱいの」「大空一面」という意味を表すため、「空いっぱいの空」となってしまい、重言になってしまいます。「満天の星」という言い方が適切です。

気をつけよう！ビジネスで使いがちな間違った日本語厳選10 Vol.8

9.煮え湯を飲まされる
「敵やライバルにひどい目に遭わされる」という意味で使われがちですが、これは誤用表現。本来は「信頼している相手や身内に裏切られる」という意味になります。同義語に「飼い犬に手を噛まれる」がありますが、それよりもさらに強い表現になります。

気をつけよう！ビジネスで使いがちな間違った日本語厳選10 Vol.8

10.口を濁す
「あいまいな言い方をする」、「ごまかす」という意味でつい使ってしまいますが、正しい表現は「言葉を濁す」です。ただし、「口＝言葉」とも解釈できるため、最近では一部の辞書でも「口を濁す」という表現が掲載されていることがあり、必ずしも誤用とは呼べないようです。

いかがでしたでしょうか。
ここで紹介したものを、今まで間違いと気付かずに使っていた人も多いのではないでしょうか？ぜひ、正しい日本語を使っていきましょう。今回はVol.8、バックナンバーも併せてどうぞ。
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＜ライタープロフィール＞

担当ライター：ryusuke
Web集客の専門家。大手広告代理店にて、百貨店や出版社のリスティング広告運用を担当。その後独立、広告代理店で培ったSEOやデータ分析の知見を活かし、個人メディアを運営する傍らフリーのコンテンツライターとして活動中。執筆テーマは、集客やマーケティングなどビジネス関連、グルメや音楽関連を得意とします。
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