販促レポート
2018/11/15 専門家の解説
社員のSNS利用、会社にどんなリスクがある?/飯田橋事務所ニュース
SNSの利用が急速に広まる中、社員のSNS利用について対策を講じる企業が増えています。本日は、社会保険労務士法人飯田橋事務所よりの寄稿。企業にとってどのようなリスクがあるのか検討していきます。
社員のSNS利用、会社にどんなリスクがある?

ツイッターやフェイスブック、インスタグラムなどSNSの利用が急速に広まる中、社員のSNS利用について対策を講じる企業が増えています。社員の不用意な投稿がトラブルに発展し、企業に大きなダメージを与えるケースもあるからです。社員のSNS利用によって、企業にとってどのようなリスクがあるのか見ていきましょう。
情報漏えいや悪ふざけで炎上
SNSのトラブルで最も多いのは情報漏えいです。顧客として来店した有名人の個人情報を投稿してしまったり、投稿した職場風景の写真に個人情報や機密情報が写りこんでしまうといった例があります。モラルに反する悪ふざけを投稿して大きな問題になるケースもあります。特にツイッターは匿名で投稿できるため軽い気持ちで投稿してしまうようですが、プロフィールや過去の投稿内容をヒントに個人名や勤務先が特定されてしまいます。
企業イメージの低下で売上不振
SNSは拡散力が強く、一度広まると取り消すことができません。不用意な投稿をしてしまったと気付いて投稿を削除してももう遅いのです。ましてや企業が気付いたところにはすでに大問題になってしまっています。爆発的に拡散されたものはネットニュースや個人のブログで取り上げられ、企業名で検索すればその不祥事の話題ばかり表示されるといったことも起こり得ます。
最悪の場合、廃業も
一人の社員の不用意な投稿によって企業イメージの低下、顧客離れや株価の下落にまで発展することもあり、会社が謝罪や対応に追われる事態となるのです。ちなみに、アルバイト店員が飲食店で不衛生な悪ふざけをしている写真をツイッターに投稿して騒ぎになった事件では、店が廃業に追いこまれる結果となりました。
SNS関連の不祥事
労務ひとこと/女性の管理職は増えている?

産業能率大学が公表した「新入社員の会社生活調査」の結果によると、課長以上(社長、役員、部長、課長)を目指す女性が41.1%となり、2000年度以降初めて4割を超えたことがわかりました。
なかでも「課長クラス」は15.6%(前年比+8.2ポイント)で2000年度以降最高となっています。2000年度には約75%いた「地位には関心がない」とする女性は約57%に減少し、女性新入社員の管理職に対する意欲が高まっている様子がうかがえます。
一方で、実際の女性管理職の割合はどうでしょうか。「平成29年度雇用均等基本調査」の結果によると、課長相当職以上の管理職(役員を含む)に占める女性の割合は11.5%で、前回調査に比べ0.6ポイント低下しています。
しかし、それぞれの役職に占める女性の割合は、部長相当職では6.6%(前年比+0.1ポイント)、課長相当職では9.3%(同+0.4ポイント)、係長相当職では15.2%(同+0.5ポイント)といずれもわずかに前回調査から上昇しています。
少しずつではありますが、女性の活躍推進の結果が出つつあるのかもしれません。
<ライタープロフィール>

ツイッターやフェイスブック、インスタグラムなどSNSの利用が急速に広まる中、社員のSNS利用について対策を講じる企業が増えています。社員の不用意な投稿がトラブルに発展し、企業に大きなダメージを与えるケースもあるからです。社員のSNS利用によって、企業にとってどのようなリスクがあるのか見ていきましょう。
情報漏えいや悪ふざけで炎上
SNSのトラブルで最も多いのは情報漏えいです。顧客として来店した有名人の個人情報を投稿してしまったり、投稿した職場風景の写真に個人情報や機密情報が写りこんでしまうといった例があります。モラルに反する悪ふざけを投稿して大きな問題になるケースもあります。特にツイッターは匿名で投稿できるため軽い気持ちで投稿してしまうようですが、プロフィールや過去の投稿内容をヒントに個人名や勤務先が特定されてしまいます。
企業イメージの低下で売上不振
SNSは拡散力が強く、一度広まると取り消すことができません。不用意な投稿をしてしまったと気付いて投稿を削除してももう遅いのです。ましてや企業が気付いたところにはすでに大問題になってしまっています。爆発的に拡散されたものはネットニュースや個人のブログで取り上げられ、企業名で検索すればその不祥事の話題ばかり表示されるといったことも起こり得ます。
最悪の場合、廃業も
一人の社員の不用意な投稿によって企業イメージの低下、顧客離れや株価の下落にまで発展することもあり、会社が謝罪や対応に追われる事態となるのです。ちなみに、アルバイト店員が飲食店で不衛生な悪ふざけをしている写真をツイッターに投稿して騒ぎになった事件では、店が廃業に追いこまれる結果となりました。
SNS関連の不祥事
- 銀行に勤務する母親から、来店した芸能人の免許証のコピーを入手したことを娘が投稿
- ホテルのレストランに勤務するアルバイト店員が、スポーツ選手が女性タレントと来店したことを投稿
- 市役所職員が残業中の写真を投稿したところ償却資産申請書が写り込んでいた
- 看護学生が患者の臓器を撮影して投稿
- ハンバーガー店の店員が床に積み上げたバンズの上に寝そべる写真を投稿
- 医薬品メーカーの社員が、飲み会で睡眠導入剤を酒に入れたエピソードを投稿
労務ひとこと/女性の管理職は増えている?

産業能率大学が公表した「新入社員の会社生活調査」の結果によると、課長以上(社長、役員、部長、課長)を目指す女性が41.1%となり、2000年度以降初めて4割を超えたことがわかりました。
なかでも「課長クラス」は15.6%(前年比+8.2ポイント)で2000年度以降最高となっています。2000年度には約75%いた「地位には関心がない」とする女性は約57%に減少し、女性新入社員の管理職に対する意欲が高まっている様子がうかがえます。
一方で、実際の女性管理職の割合はどうでしょうか。「平成29年度雇用均等基本調査」の結果によると、課長相当職以上の管理職(役員を含む)に占める女性の割合は11.5%で、前回調査に比べ0.6ポイント低下しています。
しかし、それぞれの役職に占める女性の割合は、部長相当職では6.6%(前年比+0.1ポイント)、課長相当職では9.3%(同+0.4ポイント)、係長相当職では15.2%(同+0.5ポイント)といずれもわずかに前回調査から上昇しています。
少しずつではありますが、女性の活躍推進の結果が出つつあるのかもしれません。
<ライタープロフィール>
担当ライター:飯田橋事務所
当事務所は東京千代田区・JR飯田橋駅近くにオフィスを構える創業38年の社会保険労務士事務所です。人事労務管理の実務に熟達した社会保険労務士と専門スタッフで構成され、各種支援サービス(人事労務管理)をトータルに提供する専門事務所になります。御社のご利用、ご相談をお待ちしています。
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