販促レポート：社員のSNS対策は必要か？学生バイトの投稿による炎上／飯田橋事務所ニュース

販促レポート

2019/04/09　専門家の解説

社員のSNS対策は必要か？学生バイトの投稿による炎上／飯田橋事務所ニュース

従業員の不用意なSNS投稿がトラブルに発展し、企業に大きなダメージを与えるケースが後を絶ちません。本日は、社会保険労務士法人飯田橋事務所よりの寄稿。学生バイトの投稿による炎上についての考察です。

なぜアルバイトによる炎上騒ぎが多いのか
社員のSNS対策は必要か？学生アルバイトの投稿による炎上／飯田橋事務所ニュース

従業員の不用意なSNS投稿がトラブルに発展し、企業に大きなダメージを与えるケースが後を絶ちません。中でもアルバイトによる炎上騒ぎは時折報道で耳にします。会社が倒産に追い込まれるケースも出ており「バイトテロ」などと呼ばれるほどです。

特に学生アルバイトは、まだ社会の常識を理解していないため、仲間内でのおしゃべりやバカ騒ぎの感覚で情報を投稿してしまう傾向があります。

若い世代はネットリテラシー（インターネットを正しく使いこなすための知識や能力）が高いと思われがちですが、そうとも限りません。物心ついた時からあたり前にインターネットを使いすぎていて「世界に向けて発信されている」「注意して発信しなければならない」という慎重さがない人も多いのです。

また、どんなことをしてはいけないのか、それをやった結果どうなるのかという想像力が低いことも原因の1つです。

どんな対策が有効なのか
こうしたアルバイトによる炎上騒ぎを防止するには、懲戒規定や損害補償請求などももちろん必要ですが、「防止する」という意味ではあまり有効とは言えません。採用時に誓約書にサインさせることも大切ですが、一度読んだだけの内容をしっかり理解し守り続けるのは難しいことです。やはり繰り返しの啓発することが重要となります。

朝礼などで繰り返し注意する
「やってはいけないこと」を具体的に明記し配布する
「やってはいけないこと」を具体的に明記し常に掲示する

事例を具体的に示す
「やってはいけないいこと」を具体的に示す場合、「機密情報や個人情報の漏えいにつながる投稿をしてはいけません」では不十分です。たとえば、次のようなレベルまで具体的に示しておく必要があります。

「どんな客が来て何を買った、どんな話をした」という内容
同僚の悪口や噂話
職場の写真（機密情報の写り込みなど）
会社名がわかる投稿（制服が写った写真なども）

職場で写真を撮らせない
そもそも職場で写真を撮らせないというもの1つの方法です。
また、雇う側もネットリテラシーを高める必要があります。SNSを使ったことがないという人は、閲覧だけでも良いので一度使ってみるべきではないでしょうか？

労務ひとこと/今年のＧＷは最大10連休、10/22も祝日に
社員のSNS対策は必要か？学生アルバイトの投稿による炎上／飯田橋事務所ニュース

皇位継承にともない、皇太子が天皇に即位される2019年5月1日と、即位を公に宣言する「即位礼正殿の儀」がおこなわれる2019年10月22日が祝日となることが決まりました。この2日間は2019年限定で祝日となります。

5月1日が祝日となることによって、祝日と祝日に挟まれることになる4月30日と5月2日も、2019年は休日となり、今年のゴールデンウィークは最大10連休となります。

尚、今年のみの祝日案を決めるにあたり、「連休期間に勤務する労働者が長時間労働をすることがないよう」さらに「時給制や日給制の労働者の大幅な収入減を招くことのないよう」、「各事業主等において適切な対応が取らされること」などの付帯決議がなされています。

突然祝日が増えたことにより、年間の事業計画や勤務表を見直す必要が生じてくる企業も多いことと思います。
10連休については注目され話題になっていますが、「10月22日（火）」が祝日となることも忘れずに、見直しをおこないましょう。

＜ライタープロフィール＞

担当ライター：飯田橋事務所
当事務所は東京千代田区・JR飯田橋駅近くにオフィスを構える創業38年の社会保険労務士事務所です。人事労務管理の実務に熟達した社会保険労務士と専門スタッフで構成され、各種支援サービス（人事労務管理）をトータルに提供する専門事務所になります。御社のご利用、ご相談をお待ちしています。
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