販促レポート
2018/07/25 集客販促
企業ブログ運用、画像や文章の正しい引用ルールを考察する
社長さんや担当者さんが広報ブログを執筆する際、他人の文章や画像を参考にすることがありますが、皆さんの会社では正しい引用ルールを共有しているでしょうか?一歩間違えると、著作権侵害など重大なトラブルになるので注意が必要です。
参照と参考、引用と転載はそれぞれどう違う?

コンテンツマーケティングの重要性が認識されるなか、企業ブログを執筆する際に悩むのが「参照と参考」「引用と転載」の使い分けです。これらは似た意味を持つ言葉ですが、実際どのように違うのでしょうか?改めてその違いについて解説いたします。
参照と参考
参照とは、「本やネットにある文章や図などの資料を照らし合わせる」ことを指します。それに対し、参考は「人の意見や事例」なども対象に含みます。参考の方がより広義的な意味合いになります。参照と参考に明確なルールはありませんが、参照・参考元の文章の語尾や言い回しをちょっと変えただけの書き方は「パクリ」になるので注意です。
引用と転載
引用と転載の大きな違いは主従関係です。引用はあくまで自分の書いた文章に対して引用部分が10%程度のものを指しますが、転載は文章の大半が引用部分になっています。転載の場合は、引用と異なり著作者への許諾が必要になります。無許可で転載した場合は、著作権の複製権侵害にあたり、場合によっては損害賠償などのトラブルに発展します。
よくあるNGな引用

ここでは、ついうっかりやってしまうNGな引用方法についてご紹介します。誤った解釈運用をしている場合、著作権侵害などの重大トラブルに発展しかねません。企業の場合、担当者に判断を委ねるのでなく会社全体として知識共有することが望ましいです。
スクリーンショットで引用する
TwitterやYouTube、Google Map等のWebサービスは、引用元を掲載しなくても公式の方法を使えば許可なく掲載できますが、スクリーンショットによる引用は違法になる可能性が高いです。利用規約にもスクリーンショットでの引用を禁止する旨が記載されてます。
本文よりも引用部分が多い
著作権法には引用の定義があります。重要事項の一つに「主従関係」という項目があり、本文よりも引用部分が多すぎる場合、この主従関係が成立せず「転載扱い」となり著作権違反となるようです。もしも引用する場合は、本文の10%前後を目安にしましょう。
有名な歌詞やフレーズを使う
無断で有名な歌詞やフレーズを使った場合、著作権法違反になります。歌詞を使う場合は、事前に著作権管理団体に使用料を払う必要があり、キャッチフレーズは作成者への事前連絡→許諾が必要です。高額賠償に発展する多くのパターンがこれに該当します。
オリンピック便乗広告
オリンピック関連の「祝2020年開催」といったフレーズなどは、独自の規約があるため使用には注意が必要です。「オリンピック記念キャンペーン」や「祝!2020年フェア」なども明確に禁じられていて、印刷物やノベルティ制作の際は特に注意が必要です。
参考:「祝!東京決定」NGの恐れのあるオリンピック広告の表現例
画像や文章の正しい引用ルール5つ

画像や文章の正しい引用ルールとは、一体どんなものになるのでしょう?ここでは、基本的なルールを5つご紹介します。
1.引用符をつける、引用タグで括る
著作権法では、「""」という引用符を使い、引用部分を囲うことが義務付けられています。引用符で本文と引用部分の区別をつけましょう。これは文章に限らず画像についても同様です。HTML記述は「blockquote」タグで括り、引用明示するのがルールです。
2.引用元の画像や文章を改変しない
文章の一部を変更、画像を加工することは著作権違反になります。ちなみに、元の文章の句読点や全角・半角を変更する程度であれば特に問題ないとされています。また、画像でモザイクや目隠しをする等の改変もNGなので注意しましょう。
3.オリジナル資料を直接引用する
特に見落としがちなのがこのルール。その元ソースを引用しているニュースサイトや個人ブログを引用元として掲載するのはNGです。もし、元のソースが書籍や新聞であれば、購入サイトなどをリンクとして掲載し、可能であれば何章のどこのページなのか明記しましょう。
4.商用フリーの画像を使う
画像は文章に比べて出典元がたどりにくく、気付かぬうちに著作権違反をしていることもあります。できる限り、著作権フリー商用フリーの画像や、自分で撮影した写真を使うようにしましょう。公的機関や国が管理するWebサイトも商用フリーであることが多くおすすめ。
参考:人物写真や風景写真が全部無料、フリー写真素材サイト ベスト5
5.直リンクで画像を表示させない
直リンクとは、引用元のサイトの画像や動画のリンクを使って表示させる方法です。直リンクは引用元のサイトのサーバに負担がかかるため、Webサイトのマナー違反の一つとして考えられています。必ず引用する際には、画像を保存し自社のサイトにアップロードをしてから掲載しましょう。
いかがでしたか?
引用は複数の法律に絡む問題、ルールを細かく覚えておかないと想定しなかったトラブルに巻き込まれることも。正しい引用ルールを理解し、会社全体で情報共有のうえブログ運営していきましょう。

コンテンツマーケティングの重要性が認識されるなか、企業ブログを執筆する際に悩むのが「参照と参考」「引用と転載」の使い分けです。これらは似た意味を持つ言葉ですが、実際どのように違うのでしょうか?改めてその違いについて解説いたします。
参照と参考
参照とは、「本やネットにある文章や図などの資料を照らし合わせる」ことを指します。それに対し、参考は「人の意見や事例」なども対象に含みます。参考の方がより広義的な意味合いになります。参照と参考に明確なルールはありませんが、参照・参考元の文章の語尾や言い回しをちょっと変えただけの書き方は「パクリ」になるので注意です。
引用と転載
引用と転載の大きな違いは主従関係です。引用はあくまで自分の書いた文章に対して引用部分が10%程度のものを指しますが、転載は文章の大半が引用部分になっています。転載の場合は、引用と異なり著作者への許諾が必要になります。無許可で転載した場合は、著作権の複製権侵害にあたり、場合によっては損害賠償などのトラブルに発展します。
よくあるNGな引用

ここでは、ついうっかりやってしまうNGな引用方法についてご紹介します。誤った解釈運用をしている場合、著作権侵害などの重大トラブルに発展しかねません。企業の場合、担当者に判断を委ねるのでなく会社全体として知識共有することが望ましいです。
スクリーンショットで引用する
TwitterやYouTube、Google Map等のWebサービスは、引用元を掲載しなくても公式の方法を使えば許可なく掲載できますが、スクリーンショットによる引用は違法になる可能性が高いです。利用規約にもスクリーンショットでの引用を禁止する旨が記載されてます。
本文よりも引用部分が多い
著作権法には引用の定義があります。重要事項の一つに「主従関係」という項目があり、本文よりも引用部分が多すぎる場合、この主従関係が成立せず「転載扱い」となり著作権違反となるようです。もしも引用する場合は、本文の10%前後を目安にしましょう。
有名な歌詞やフレーズを使う
無断で有名な歌詞やフレーズを使った場合、著作権法違反になります。歌詞を使う場合は、事前に著作権管理団体に使用料を払う必要があり、キャッチフレーズは作成者への事前連絡→許諾が必要です。高額賠償に発展する多くのパターンがこれに該当します。
オリンピック便乗広告
オリンピック関連の「祝2020年開催」といったフレーズなどは、独自の規約があるため使用には注意が必要です。「オリンピック記念キャンペーン」や「祝!2020年フェア」なども明確に禁じられていて、印刷物やノベルティ制作の際は特に注意が必要です。
参考:「祝!東京決定」NGの恐れのあるオリンピック広告の表現例
画像や文章の正しい引用ルール5つ

画像や文章の正しい引用ルールとは、一体どんなものになるのでしょう?ここでは、基本的なルールを5つご紹介します。
1.引用符をつける、引用タグで括る
著作権法では、「""」という引用符を使い、引用部分を囲うことが義務付けられています。引用符で本文と引用部分の区別をつけましょう。これは文章に限らず画像についても同様です。HTML記述は「blockquote」タグで括り、引用明示するのがルールです。
2.引用元の画像や文章を改変しない
文章の一部を変更、画像を加工することは著作権違反になります。ちなみに、元の文章の句読点や全角・半角を変更する程度であれば特に問題ないとされています。また、画像でモザイクや目隠しをする等の改変もNGなので注意しましょう。
3.オリジナル資料を直接引用する
特に見落としがちなのがこのルール。その元ソースを引用しているニュースサイトや個人ブログを引用元として掲載するのはNGです。もし、元のソースが書籍や新聞であれば、購入サイトなどをリンクとして掲載し、可能であれば何章のどこのページなのか明記しましょう。
4.商用フリーの画像を使う
画像は文章に比べて出典元がたどりにくく、気付かぬうちに著作権違反をしていることもあります。できる限り、著作権フリー商用フリーの画像や、自分で撮影した写真を使うようにしましょう。公的機関や国が管理するWebサイトも商用フリーであることが多くおすすめ。
参考:人物写真や風景写真が全部無料、フリー写真素材サイト ベスト5
5.直リンクで画像を表示させない
直リンクとは、引用元のサイトの画像や動画のリンクを使って表示させる方法です。直リンクは引用元のサイトのサーバに負担がかかるため、Webサイトのマナー違反の一つとして考えられています。必ず引用する際には、画像を保存し自社のサイトにアップロードをしてから掲載しましょう。
いかがでしたか?
引用は複数の法律に絡む問題、ルールを細かく覚えておかないと想定しなかったトラブルに巻き込まれることも。正しい引用ルールを理解し、会社全体で情報共有のうえブログ運営していきましょう。
担当ライター:ryusuke
WordPressサイト制作/Web集客の専門家。大手広告代理店にて、百貨店や出版社のリスティング広告運用を担当。その後独立、広告代理店で培ったSEOやデータ分析の知見を活かし、個人メディアを運営する傍らフリーのコンテンツライターとして活動中。執筆テーマは、集客やマーケティングなどビジネス関連、グルメや音楽関連。
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