販促レポート
2016/07/13 集客販促
ライバルはなぜ流行るのか?繁盛店に学ぶSNSの運用方法
SNSを販促ツールとして活用する企業やお店は増えつつあります。導入するのは簡単ですが、効果のある販促ツールに育てていくのは非常に難しい問題です。そこで今回は、SNSを上手く活用する繁盛店に習い、彼らが実践する効果的なSNS運用方法をご説明いたします。
SNSは顧客と企業(お店)をつなぐ窓口になっている

約8割の企業がFacebookを販促ツールとして導入
日本では2004年にサービス開始したmixi(ミクシィ)を皮切りに、ここ数十年でSNSが爆発的に普及して今では当たり前のようにビジネスシーンにおいても活用されています。
NTTコムリサーチが2015年に実施した「企業におけるソーシャルメディア活用状況に関する調査」によれば、公式アカウントとしてTwitterやブログを所有している企業の割合は50%台で下げ止まりをしているのに対し、Facebookは80.4%と非常に高い割合になっています。

参照:第7回 企業におけるソーシャルメディア活用に関する調査
SNSで新しい情報やお店を検索する事が当たり前に
また、SNSの台頭でユーザーの検索方法にも変化の兆しがみられます。
それが、SNS機能の一つである「ハッシュタグ」による検索です。ハッシュタグとは、「#(シャープ)」から始める文字列のことを指します。例えば、タイ料理について調べたければ「#タイ料理」と検索すると、そのハッシュタグが含まれた投稿一覧を表示できるといった具合にSNS内での検索キーワードの役割を果たします。
アライドアーキテクツ株式会社が2015年に実施した「女性SNSユーザーのハッシュタグ利用実態調査」によれば、「これまでにSNS上でハッシュタグを使ったことがあるか」という回答に対し、全体で36%、20代に絞ると47%利用していると回答しています。さらにハッシュタグの利用目的についての回答で最も多かったのが、「気になる商品や情報を取得する」で62%でした。

参照:女性SNSユーザーのハッシュタグ利用実態調査
上の二つのデータを見て分かる通り、SNSをプロモーションに活用しないことは、他の企業やお店に比べても明らかに不利な状況であり、またユーザーが訪れる絶好の機会をみすみす断ち切ってしまっていることに他ならないのです。
ビジネスでのSNS活用はもはや必須といっても過言ではないでしょう。
よくありがちな間違ったSNSの使い方

前段では、SNSを活用することが重要であるということについてお話ししました。
しかし、SNSはただ情報を発信すれば良いわけではありません。特に、以下の例は典型的な間違った運用方法になります。当てはまっていたら要注意です。
一方的に宣伝をしている
SNSはコミュニケーションを行う場です。時間をかけて宣伝文を作成し情報発信を行っても、一方的な宣伝は誰にも読まれません。ネットの世界もオフラインと一緒で、画面越しには必ず人がいることを忘れてはいけません。
投稿の「質」よりも「量」で勝負をしている
投稿の質はとても大切な要素の一つです。なぜなら、同じようにSNSを使って宣伝をしている企業やお店は多くいて、差別化できないためです。テンプレートのような文章にユーザーは見向きもしないでしょう。ただ発信すれば良いというわけでもないのです。
関係性の構築を重視していない
SNSはコミュニケーションツールであるため、ユーザーとどれだけ関係が構築できているかが肝です。関係性の構築を行わずに情報発信に熱を傾けても、ユーザーに想いは届かないでしょう。関係性のない状態で情報を執拗に発信することは却ってイメージダウンにつながりかねません。
確かに、SNSは企業やお店にとって有効な販促ツールになり得ます。
しかし、前提としてSNSがコミュニケーションツールであるということを忘れてはいけません。
SNSを上手に活用、繁盛店に共通するポイント5つ

では、SNSを上手く活用しプロモーションに成功している企業には、一体どのような共通点があるのでしょうか?それが以下の5つです。
1.ユーザー参加型のキャンペーンを行っている
SNSの特性を踏まえ、双方向にコミュニケーションがとれるアンケートキャンペーンや写真コンテストキャンペーンなどを定期開催しています。ユーザーを巻き込むコンテンツがあると、話題になって口コミで認知度が高まる可能性が上がるでしょう。
2.定期的に情報発信を行っている
ユーザーに寄り添った情報を発信していても、読まれなければ意味がありません。読まれるためには、1週間に1回よりも毎日更新している方がユーザーの目に留まる確率が高まりますし、運営が滞りなく行われているとユーザーに安心感を与えることができるでしょう。
3.商品やサービスのストーリーが語られている
SNSでは、手軽に似た商品やサービスを探すことができます。商品やサービスのスペックや価格をアピールするのも良いですが、それよりも「商品やサービスの裏側にある想い」や「商品やサービスが完成するまでの工程」を発信した方が独自性を打ち出すことができ、読んでもらえる可能性は高まるでしょう。
4.商品やサービスと関連づいた有益な情報を発信
商品やサービスの情報だけでなく、あわせて関連性のある情報も発信すると、ユーザーにとっても定期的にSNSを読む理由になります。例えば、旅館の場合だと付近の観光案内や絶景ポイントを紹介することによって、さらに多くの人に興味を持ってもらうことができます。
5.運営者の意見や日常など、人間味のある情報も発信
SNSもオフラインと同じく、顔が見えることが重要です。無機質で味気ない投稿ばかりよりは時折、人間味あふれる日常の様子やその人独自の意見が書かれている方がユーザーに親近感を与えて、よりファンになってくれる人が増えるでしょう。
いかがでしたでしょうか。
SNSは企業にとっては有効なプロモーションツールになり得ますが、前提としてコミュニケーションツールであることを忘れてはいけません。SNSは人と人の関係性によって構築されているメディアなのです。その点を留意しながら運用をしていくと良いでしょう。
みなさんも、この機会にSNSの運用方法を見直してみてはいかがでしょうか。
<ライタープロフィール>

約8割の企業がFacebookを販促ツールとして導入
日本では2004年にサービス開始したmixi(ミクシィ)を皮切りに、ここ数十年でSNSが爆発的に普及して今では当たり前のようにビジネスシーンにおいても活用されています。
NTTコムリサーチが2015年に実施した「企業におけるソーシャルメディア活用状況に関する調査」によれば、公式アカウントとしてTwitterやブログを所有している企業の割合は50%台で下げ止まりをしているのに対し、Facebookは80.4%と非常に高い割合になっています。

参照:第7回 企業におけるソーシャルメディア活用に関する調査
SNSで新しい情報やお店を検索する事が当たり前に
また、SNSの台頭でユーザーの検索方法にも変化の兆しがみられます。
それが、SNS機能の一つである「ハッシュタグ」による検索です。ハッシュタグとは、「#(シャープ)」から始める文字列のことを指します。例えば、タイ料理について調べたければ「#タイ料理」と検索すると、そのハッシュタグが含まれた投稿一覧を表示できるといった具合にSNS内での検索キーワードの役割を果たします。
アライドアーキテクツ株式会社が2015年に実施した「女性SNSユーザーのハッシュタグ利用実態調査」によれば、「これまでにSNS上でハッシュタグを使ったことがあるか」という回答に対し、全体で36%、20代に絞ると47%利用していると回答しています。さらにハッシュタグの利用目的についての回答で最も多かったのが、「気になる商品や情報を取得する」で62%でした。

参照:女性SNSユーザーのハッシュタグ利用実態調査
上の二つのデータを見て分かる通り、SNSをプロモーションに活用しないことは、他の企業やお店に比べても明らかに不利な状況であり、またユーザーが訪れる絶好の機会をみすみす断ち切ってしまっていることに他ならないのです。
ビジネスでのSNS活用はもはや必須といっても過言ではないでしょう。
よくありがちな間違ったSNSの使い方

前段では、SNSを活用することが重要であるということについてお話ししました。
しかし、SNSはただ情報を発信すれば良いわけではありません。特に、以下の例は典型的な間違った運用方法になります。当てはまっていたら要注意です。
一方的に宣伝をしている
SNSはコミュニケーションを行う場です。時間をかけて宣伝文を作成し情報発信を行っても、一方的な宣伝は誰にも読まれません。ネットの世界もオフラインと一緒で、画面越しには必ず人がいることを忘れてはいけません。
投稿の「質」よりも「量」で勝負をしている
投稿の質はとても大切な要素の一つです。なぜなら、同じようにSNSを使って宣伝をしている企業やお店は多くいて、差別化できないためです。テンプレートのような文章にユーザーは見向きもしないでしょう。ただ発信すれば良いというわけでもないのです。
関係性の構築を重視していない
SNSはコミュニケーションツールであるため、ユーザーとどれだけ関係が構築できているかが肝です。関係性の構築を行わずに情報発信に熱を傾けても、ユーザーに想いは届かないでしょう。関係性のない状態で情報を執拗に発信することは却ってイメージダウンにつながりかねません。
確かに、SNSは企業やお店にとって有効な販促ツールになり得ます。
しかし、前提としてSNSがコミュニケーションツールであるということを忘れてはいけません。
SNSを上手に活用、繁盛店に共通するポイント5つ

では、SNSを上手く活用しプロモーションに成功している企業には、一体どのような共通点があるのでしょうか?それが以下の5つです。
1.ユーザー参加型のキャンペーンを行っている
SNSの特性を踏まえ、双方向にコミュニケーションがとれるアンケートキャンペーンや写真コンテストキャンペーンなどを定期開催しています。ユーザーを巻き込むコンテンツがあると、話題になって口コミで認知度が高まる可能性が上がるでしょう。
2.定期的に情報発信を行っている
ユーザーに寄り添った情報を発信していても、読まれなければ意味がありません。読まれるためには、1週間に1回よりも毎日更新している方がユーザーの目に留まる確率が高まりますし、運営が滞りなく行われているとユーザーに安心感を与えることができるでしょう。
3.商品やサービスのストーリーが語られている
SNSでは、手軽に似た商品やサービスを探すことができます。商品やサービスのスペックや価格をアピールするのも良いですが、それよりも「商品やサービスの裏側にある想い」や「商品やサービスが完成するまでの工程」を発信した方が独自性を打ち出すことができ、読んでもらえる可能性は高まるでしょう。
4.商品やサービスと関連づいた有益な情報を発信
商品やサービスの情報だけでなく、あわせて関連性のある情報も発信すると、ユーザーにとっても定期的にSNSを読む理由になります。例えば、旅館の場合だと付近の観光案内や絶景ポイントを紹介することによって、さらに多くの人に興味を持ってもらうことができます。
5.運営者の意見や日常など、人間味のある情報も発信
SNSもオフラインと同じく、顔が見えることが重要です。無機質で味気ない投稿ばかりよりは時折、人間味あふれる日常の様子やその人独自の意見が書かれている方がユーザーに親近感を与えて、よりファンになってくれる人が増えるでしょう。
いかがでしたでしょうか。
SNSは企業にとっては有効なプロモーションツールになり得ますが、前提としてコミュニケーションツールであることを忘れてはいけません。SNSは人と人の関係性によって構築されているメディアなのです。その点を留意しながら運用をしていくと良いでしょう。
みなさんも、この機会にSNSの運用方法を見直してみてはいかがでしょうか。
<ライタープロフィール>
担当ライター:ryusuke
大手広告代理店にて、顧客である百貨店や出版社のリスティング広告運用を担当。その後独立、広告代理店で培ったSEOやデータ分析の知見を活かし、個人メディアを運営する傍らフリーのWebライターとして活動中。執筆テーマは、グルメ関連やビジネス関連など、その他様々な分野のコラムや解説を得意とします。
公式ブログ
公式フェイスブック
販促レポートは、特集記事や販売促進コラム、オフィスでの問題解決など、皆さんのビジネスに少しでも役立つ情報をお届け。編集長の弊社代表と様々な分野で活躍する若手ライター陣によって、2008年より地道に運営されております。
★このページを友達に伝えよう:
FOLLOW @pqnavi
LIKE @pqnavicom
このレポートに関連するノベルティ素材
定価: 卸値:17円 |
[粗品(ふきん)] キッチンクロス1P アソート(指定不可) 定価: 卸値:28円 |
定価: 卸値:19円 |
★関連エントリー:
- 定番のエリアマーケティング!反応率の高いポスティングの活用法
- 記憶に残る商品ネーミング、ロングセラーから学ぶ!
- 少ないアクセスでも注文殺到!そんなWEBサイトの共通点を探る
- やらなきゃ大損!グーグル最新SEO攻略「YMYL」とは
- 売上を最大化する魔法のテク!セールスライティング|実践編
- 売上を最大化する魔法のテク!セールスライティング|基本編
- ホームページ運用の重要指標「コンバージョン」とは?
カテゴリ:<集客販促> の一覧
[お探しの検索ワードはコチラですか?]
ハンドソープ | スポーツ | くまモン | キャンバスベルトライントート | フィラ | 冷し中華ギフト | ショルダーバッグ | レジャーシート
検索メニュー