販促レポート
2016/06/08 集客販促
繁盛店に共通する外観デザイン、お店がすべき工夫とは?
飲食店などの外観デザインは、お店の魅力を伝える、いわば広告のような存在です。商品のラインナップ、接客やサービスに磨きをかけるのはもちろん大切ですが、そもそもお店の外観デザインが魅力的でないと思う以上に集客ができません。
多くのお客さんは外観でお店を判断します

「食べログ」などの口コミサイトやSNSが浸透したことにより、以前に比べ「裏路地にあるお店」や「駅から遠いお店」等、立地が不利なお店でも集客しやすくなりました。
しかし、依然として入店を左右するのは外観デザイン。お客さんが新しいお店に行く時は、以下のようなプロセスで入店を決めているといわれています。
これらの3つをクリアし、初めてお客さんは入店することを決断します。どれかが一つでも障害になっているのであれば、その時点でお客さんは引き返してしまいます。
新しいお店に入るには勇気が必要です。それは、お客さんが「プロスペクト理論」という心理状態にあるためです。
プロスペクト理論とは
お客さんにとってお店選びはギャンブルのようなもので、お金を払う以上はそれ以上の対価を得たいと思うものです。お店の外観が不親切であったり、汚かったりすれば、「損をするかも(=損失を被る)」という不安が頭を巡り、入店するのを止めてしまうのです。
入りにくいお店にありがちな外観デザイン

外観デザインのその一工夫は、もしかしたら裏目に出ているかもしれません。差別化をしようと取り組んだことが、結果的に「?」だらけで、入りにくいお店になっていることもあります。ここでは、入りにくいお店によく見られる外観デザインの特徴を紹介します。
ひと目で何のお店なのか分からない?
小料理屋なのに「洋風の外観デザイン」では一見何のお店なのか判断がつきません。差別化を図ろうと、突飛なデザインにすることは逆効果になる可能性が高いです。お客さんに「良く分からない謎のお店」という印象を与えてしまいかねません。
入り口がどこにあるか分からない?
入り口は「入店する行動」を促す場所であると同時に、お店の中の様子を見ることができる場所でもあります。入り口が見当たらなければ、「入ってよいのかな」「開店しているのかな」とお客さんを困惑させてしまうでしょう。
営業しているのかよく分からない?
お客さんは、営業しているのか分からないお店に積極的に行こうと思いません。それは、上述した「プロスペクト理論」の心理状態下であり、「行ってみたが、休みだった」という損な状況に出くわすことを避けたいと思うからです。
繁盛店の外観デザインに共通する4つの特徴

では、反対に人気店や繁盛しているお店は、一体どのような外観をしているのでしょうか?ほとんどの場合、以下の4つのポイントをおさえて成り立っています。
1.ひと目で何のお店なのか分かる
遠くからでもひと目で「何のお店」かが分かるような外観デザインが多く、気軽な居酒屋であれば看板替わりの提灯を、小料理屋であれば和風な外観に暖簾を、と多くの人が抱く印象にあてはまる外観演出が共通の特徴です。また、看板などに具体的な商品名が書かれていることもポイントです。
2.明るくて清潔感がある
外観デザインがきれいで常に手入れされているお店の方が良い印象を与えます。
特に飲食店では、口に入るものを提供することもあるので清潔感のあるデザインであることは重要です。特に、女性をターゲットにしているお店は、より一層注意する必要があるでしょう。
3.アピールポイントが明確である
人気店では、パッとひと目で伝わるシンプルな訴求がされています。
店外ディスプレイなどで「安い」「新商品」「品ぞろえ豊富」など、アピールポイントをたくさん並べてしまうと伝えたいことが多すぎて逆効果です。マーケティング戦略の一つであるSTP戦略でアピールポイントをより明確にしていきましょう。
過去記事:STPを解説、あなたの会社は誰に対しどんな価値を提供していますか?
4.店内が見える工夫がされている
ほとんどのお客さんは入店前に、「場違いではないか」「値段は高いのではないか」とものすごい不安を感じているものです。人気店では、しっかりと事前にお客さんの不安を取り除く工夫をしています。
いかがでしたでしょうか。
奇抜な外観、高級な外観が、必ずしも繁盛に繋がるとは限りません。どんなにインターネットで集客をしても、お客さんが引き返してしまうようではせっかくの努力も水の泡です。この機会にあなたのお店も、外観デザインを見直してみてはどうでしょうか?
<ライタープロフィール>

「食べログ」などの口コミサイトやSNSが浸透したことにより、以前に比べ「裏路地にあるお店」や「駅から遠いお店」等、立地が不利なお店でも集客しやすくなりました。
しかし、依然として入店を左右するのは外観デザイン。お客さんが新しいお店に行く時は、以下のようなプロセスで入店を決めているといわれています。
- お店の看板や外観が目に留まる
- 店頭のウェルカムボードやメニューを見る
- 店内の混み具合、状況を観察する
これらの3つをクリアし、初めてお客さんは入店することを決断します。どれかが一つでも障害になっているのであれば、その時点でお客さんは引き返してしまいます。
新しいお店に入るには勇気が必要です。それは、お客さんが「プロスペクト理論」という心理状態にあるためです。
プロスペクト理論とは
行動経済学でよく引き合いに出される理論の一つ。利益を得る可能性の高い場面ではリスク回避を優先し、反対に損失を被る可能性が高い場面では、可能な限り損失を回避しようとする理論。
お客さんにとってお店選びはギャンブルのようなもので、お金を払う以上はそれ以上の対価を得たいと思うものです。お店の外観が不親切であったり、汚かったりすれば、「損をするかも(=損失を被る)」という不安が頭を巡り、入店するのを止めてしまうのです。
入りにくいお店にありがちな外観デザイン

外観デザインのその一工夫は、もしかしたら裏目に出ているかもしれません。差別化をしようと取り組んだことが、結果的に「?」だらけで、入りにくいお店になっていることもあります。ここでは、入りにくいお店によく見られる外観デザインの特徴を紹介します。
ひと目で何のお店なのか分からない?
小料理屋なのに「洋風の外観デザイン」では一見何のお店なのか判断がつきません。差別化を図ろうと、突飛なデザインにすることは逆効果になる可能性が高いです。お客さんに「良く分からない謎のお店」という印象を与えてしまいかねません。
入り口がどこにあるか分からない?
入り口は「入店する行動」を促す場所であると同時に、お店の中の様子を見ることができる場所でもあります。入り口が見当たらなければ、「入ってよいのかな」「開店しているのかな」とお客さんを困惑させてしまうでしょう。
営業しているのかよく分からない?
お客さんは、営業しているのか分からないお店に積極的に行こうと思いません。それは、上述した「プロスペクト理論」の心理状態下であり、「行ってみたが、休みだった」という損な状況に出くわすことを避けたいと思うからです。
繁盛店の外観デザインに共通する4つの特徴

では、反対に人気店や繁盛しているお店は、一体どのような外観をしているのでしょうか?ほとんどの場合、以下の4つのポイントをおさえて成り立っています。
1.ひと目で何のお店なのか分かる
遠くからでもひと目で「何のお店」かが分かるような外観デザインが多く、気軽な居酒屋であれば看板替わりの提灯を、小料理屋であれば和風な外観に暖簾を、と多くの人が抱く印象にあてはまる外観演出が共通の特徴です。また、看板などに具体的な商品名が書かれていることもポイントです。
2.明るくて清潔感がある
外観デザインがきれいで常に手入れされているお店の方が良い印象を与えます。
特に飲食店では、口に入るものを提供することもあるので清潔感のあるデザインであることは重要です。特に、女性をターゲットにしているお店は、より一層注意する必要があるでしょう。
3.アピールポイントが明確である
人気店では、パッとひと目で伝わるシンプルな訴求がされています。
店外ディスプレイなどで「安い」「新商品」「品ぞろえ豊富」など、アピールポイントをたくさん並べてしまうと伝えたいことが多すぎて逆効果です。マーケティング戦略の一つであるSTP戦略でアピールポイントをより明確にしていきましょう。
過去記事:STPを解説、あなたの会社は誰に対しどんな価値を提供していますか?
4.店内が見える工夫がされている
ほとんどのお客さんは入店前に、「場違いではないか」「値段は高いのではないか」とものすごい不安を感じているものです。人気店では、しっかりと事前にお客さんの不安を取り除く工夫をしています。
- メニュー表やウェルカムボードを店頭に設置
- 店内の様子が見える小窓がある
- 扉を半開きにしている
- テラス席を設置している
いかがでしたでしょうか。
奇抜な外観、高級な外観が、必ずしも繁盛に繋がるとは限りません。どんなにインターネットで集客をしても、お客さんが引き返してしまうようではせっかくの努力も水の泡です。この機会にあなたのお店も、外観デザインを見直してみてはどうでしょうか?
<ライタープロフィール>
担当ライター:ryusuke
大手広告代理店にて、顧客である百貨店や出版社のリスティング広告運用を担当。その後独立、広告代理店で培ったSEOやデータ分析の知見を活かし、個人メディアを運営する傍らフリーのWebライターとして活動中。執筆テーマは、グルメ関連やビジネス関連など、その他様々な分野のコラムや解説を得意とします。
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