販促レポート：マツコ・デラックスに学ぶ、お客さんの信頼を得る心得

販促レポート

2016/06/07　仕事術ハック

マツコ・デラックスに学ぶ、お客さんの信頼を得る心得

営業や広報担当者の方は、製品サービスの良さを伝えるための最初のハードルとして、先ずはお客さんに耳を傾けてもらうことが必要となります。この記事ではマツコ・デラックスのタレント性をヒントに、お客さんからの信頼を獲得する心得をお伝えします。

テレビで見ない日はないマツコ・デラックス
マツコ・デラックスに学ぶ、お客さんの信頼を得る心得

画像出典：SWITCH Vol.34 No.5　マツコ・デラックス

今やテレビで見ない日はないほどのマツコ・デラックス。
筆者TUDURAもマツコの語り口が大好きで、いつも楽しみに出演番組を見ています。特にマツコと素人出演者の方とのやり取りは、親しみやすくおもしろいですよね。

そんなマツコが紹介するコンビニ商品などは、「マツコ売れ」と呼ばれ売上がグンと伸びるそうです。聞いた話ではマツコの紹介による経済効果は「数億」を軽く超えるとか。

実はマツコの言葉や振る舞いには、お客さんの信頼を獲得する重要なヒントが隠されています。営業や広報担当者の方は、ぜひ参考にしてくださいね。

一人一人への気配りが、口コミを起こす秘訣
マツコ・デラックスに学ぶ、お客さんの信頼を得る心得

筆者TUDURAから見えるマツコを一言で言えば、「気配りの人」です。
マツコの気配りは画面を通すと一部しか伝わってきませんが、素人出演者の様子を見ているとその気配り具合がよくわかります。
他の司会者やレポーターに比べ明らかにいきいきと話していて、普段はあまり人に見せない物や口にしないと思われるエピソードを素人出演者自身の口から上手に引き出しています。
結果としてマツコが出演する番組は「おもしろい話が聞ける」、と評判になり視聴率が上がるなどの効果が現れるようです。
マツコと素人出演者との関係は一回きりで終わっても、一人一人への気配りがいろんな影響を与えているわけですね。

これは、営業や広報業務にも応用できそうです。
もしも皆さんが、気配り上手なサービスをお店などで受けたとしたら・・・その事を家族や友人など、誰かに話したくなると思いませんか？
人は感動したことや楽しかったことは誰かと共有したくなります。たとえ些細なことであっても、誰かに伝えたいという気持ちが「口コミ」の一番最初の波紋になっていきます。

また、良い体験をした人は誰よりも雄弁に語ってくれます。
もし皆さんの「口コミ」が思わしくないものであれば、さらに丁寧な応対や作業を心がけてみてください。少しずつですが様子は変わってくるはずです。

違う立ち位置で、それぞれの良さをフォロー
マツコ・デラックスに学ぶ、お客さんの信頼を得る心得

マツコがモノを紹介する時の妙は「自分が感じたことしか言わない」というところにあります。
自身の好き嫌いをハッキリさせ、好きな度合いによってもリアクションの大きさを変えているようにも見えます。

また一方で、マツコの紹介の上手い所は、自分の好みでなくてもそのモノを「否定しない」とろこにあります。必ず
「◯◯な人たちは好きなタイプかもね」とか
「△△のケースでは絶対使いやすいと思う」

など、自分とは違う立ち位置での良さを付け加えてフォローを入れています。
結果としてモノの提案者は違う用途を発見してもらったり、そのモノに相性のいいお客さんに紹介してもらえることで宣伝になります。

正直さが信頼されるためのカギ
マツコ・デラックスに学ぶ、お客さんの信頼を得る心得

ここで注目したいのがマツコの「正直さ」です。
どんなものにも表裏があり、良く思う人もいれば悪く思う人もいます。ですから万人受けする感想を言わず、あえて自分の立ち位置からの感想を素直に伝える。
これが今の「マツコブランド」を形成していて、「億超えの経済効果」をもたらす理由なのかもしれません。自分の感想を素直に伝えることで結果的に多くの人の共感を得ているわけですね。

営業や広報業務においても、自分の立ち位置からの考えを伝えることは大切です。
それが素直なもので心の底からくるものであるほど、お客さんは信頼を寄せてくれます。もちろん他社製品を批判しすぎるのもご法度です。むしろ他社製品をすすめることで、信頼が得られ最終的な成果が上がった例も多くあります。

もし皆さんがお客さんと信頼関係を築く必要があれば、素直に自分の考えを伝えてみてください。どんな時も相手の心を開くには「まず自分から」が鉄則なのです。

いかがでしたでしょうか？
信頼は人間味を垣間見た時に生まれやすいです。マツコが素人出演者と別れる時、「頑張れよ！」と声をかけている場面をよく見ます。きっとそれがマツコの人間味なのでしょうね。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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