販促レポート：観光名所を歩くWEBライター、人気の秘密を探る。江の島エリア編 【販促ノベルティ卸売りセンター】

日本には大小問わず多くの観光地や名所があります。もともと観光資源としての高い価値があるとはいえ、集客のための「様々な工夫」や「キラリと光るアイデア」も存在。今回は「江の島エリア」を筆者が歩き、そこで感じた集客エピソードをレポートします。

人気の江の島エリアはこんなところ


子供のころの遠足や家族でのドライブなど
関東エリアに長いことお住いであれば、江の島を訪れたことが一度もない、、、という方はほとんどいないはず。

日本三大弁財天のひとつ「江島神社」、美しい花々が年間を通じて咲き誇る「江の島サムエル・コッキング苑」、戦国武将 源頼朝にまつわる「江の島岩屋」などなど、多くの観光名所が存在します。また、相模湾の生き物やイルカショー・クラゲショーで有名な「新江の島水族館」、東洋のマイアミビーチと呼ばれる「片瀬海岸」など、世代を問わず楽しめる点が、江の島エリアの大きな特徴。

藤沢市のホームページによると

平成28年の藤沢市年間観光客数は、平成27年の1,833万人をおよそ31万人上回る1,864万人で、前年比1.7％増となりました。
増加要因
①冬の誘客事業のひとつである「湘南の宝石」や江の島シーキャンドル（展望灯台）が高く評価されるなどして注目を集めたこともあり、江の島サムエル・コッキング苑、江の島岩屋など江の島周辺の主要観光施設の観光客数が年間で約40万人増加。
②海水浴場開設期間中、気温・天候ともに安定したこともあり、海水浴客数が4年振りに前年を上回り約19万人増加。
参照：平成28年の藤沢市年間観光客数は1,864万人...

とのこと。

シンボル的存在の「江ノ電」、片瀬海岸側と江の島岩屋を結ぶ遊覧船「弁天丸」、江ノ電バスなど、交通インフラも意外に充実。江の島駅からも徒歩圏なのが嬉しいところ。※弁天丸・江の島岩屋は台風第21号の影響に伴い10月23日から休業中

外国人が訪れたいエリアとして常に上位にランクされるなど、大注目の江の島。早速、集客の工夫とアイデアをご紹介いたします。


筆者が注目した、集客のための工夫とアイデア

江の島名物が盛りだくさん
磯料理をはじめ、タコ煎餅、クラゲ煎餅など「江の島名物」とされる食べ物が盛りだくさん。中には、「名物シラス丼（静岡県産）」や「名物ハマグリ浜焼き（九十九里産）」など、ちょっと微笑ましいものもあり、地元商店主の逞しき商魂・活気が感じられます。



様々な企業との積極的なコラボ
江ノ島ビール、江ノ島サイダー、ご当地キティなど、江の島ブランドは企業とのコラボを積極的に展開。江の島観光の中核を担う「江ノ電」でも、Tシャツ・お菓子・お守りなど「江ノ電グッズ」が有名。官民地域が一体となって盛り上げる機運が醸成されてます。



無料「ふじさわシティWi-Fi」
藤沢市が運営するネット接続サービスが誰でも無料、しかも登録不要で利用できます。情報収集したい訪日外国人だけでなく、ギガ不足に敏感な若者世代には嬉しいサービス。インスタブームで、ますます価値が急騰中。地元行政の真剣さがよくよく伝わります。



駐車場待ち渋滞を解消
日本全国、人気の観光地と言えば、駐車場の空き待ち渋滞がお約束。けれど、ここ江の島は「駐車場リアルタイムサービス」という独自のサービスでこの問題を解消。駐車場のリアルな混雑状況はネットで逐一公開。やる気さえあればツイッターやフェイスブックで代替可能です。
参照：江ノ島駐車場リアルタイムサービス



江の島の猫たち
猫が多くいる島としても有名な江の島。ほとんどが捨て猫で、観光客からの募金などで「避妊」が徹底され、危惧される繁殖に対処してるそうです。地元の皆さんのお世話によって、観光客のお目当ての一つとなり、無くてはならないアイコン的存在となっています。



期間限定のイルミネーション「湘南の宝石」
湘南のシンボルといえば展望灯台シーキャンドル。江の島を訪れた殆どの観光客が目指す、本命中の本命。毎年冬の時期に開催されるイルミネーションの「湘南の宝石」は、カップルや家族連れで大賑わい。今年の開催は、11月25日～2月18日となっているそうです。



別格の訪日外国人対応
多くの観光地で外国人対応が促進されてますが、ここ江の島は別格。各所に配置される案内掲示板は、英語、韓国語、中国語にほぼ完璧に対応済み。観光案内所には英語堪能なスタッフも常駐、更に15か国語対応のスマホサイト「エノシマトラベルガイド」も運営。


いかがでしたでしょうか。
商店街や個々企業による取り組み、行政や地域の連携など、様々な分野が上手く機能している印象がありました。特に、至る所にある整備された公衆トイレ、どこよりも早く対処した訪日外国人対応など、参考にすべきポイントは多いと思います。野良猫を排除しない、釣り場解放で釣り人を受け入れる、といった「寛容さ」も人気の素地かも。今回は、江の島エリア編、バックナンバーも併せてどうぞ。
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＜ライタープロフィール＞

担当ライター：h.nakano
ノベルティグッズの専門家、販促ノベルティ卸売りセンターを運営するサンソニックの社長です。数あるノベルティグッズお取り扱いサービスの中から、ご訪問いただきありがとうございます。マーケティングや集客を見据えた、ノベルティ用素材商品の開発を主に担当。名入れ制作事例ではエディタとして取材執筆するほか、素人ながらスチール撮影も何とかこなしております。
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