販促レポート：観光名所を歩くWEBライター、人気の秘密を探る。浅草エリア編 【販促ノベルティ卸売りセンター】

日本には大小問わず多くの観光地や名所があります。もともと観光資源としての高い価値があるとはいえ、集客のための「様々な工夫」や「キラリと光るアイデア」も存在。今回は「浅草エリア」を筆者が歩き、そこで感じた集客エピソードをレポートします。

人気の浅草エリアはこんなところ


皆さんは、浅草エリアと言ったらどんなことを思い浮かべますか？

雷門、浅草寺、寅さん、花やしき、墨田川、東京スカイツリー、かっぱ橋道具街などなど、下町情緒を中心とする多くのイメージが次々と連想できますよね。寺社仏閣など歴史を感じる建造物があるせいか、同じ東京でも、新宿や渋谷、池袋とは一味違う「独特な雰囲気」が楽しめ、外国人だけでなく日本人でも存分に満喫できるのが大きな特徴です。

浅草がある台東区のホームページによると平成26年度の推計年間観光客数は「4,504万人」。平成24年より121万人増加とのこと。そのうち外国人観光客数は「526万人」で、平成24年より100万人も増加しているそうです。
参照：平成26年度　台東区観光統計・マーケティング調査

これらの数字は台東区全体（近隣の上野エリアも含む）となりますが、同じ年の東京ディズニーランドの年間来場者数が「約3,100万人」であることから、その集客力のスケールを伺い知ることができます。

また、飲食店検索サイトの食べログによれば、浅草駅周辺で掲載されるレストラン数は「1900件以上」とのこと。外国人が訪れたいエリアとして常に上位にランクされるなど、今、浅草は注目の的です。


筆者が注目した、集客のための工夫とアイデア

閉店後のシャッター壁画
仲見世通りなど閉店後のシャッターに描かれた壁画は、江戸時代の歴史を感じさせ、夜の商店街を素敵に演出。地元商店街の独自の取り組みで多くの店舗が賛同しています。


人力車での街巡り
ガイドを兼ねる人力車での浅草ツアーは、まるで映画の世界に飛び込むかのよう。気軽にできる体験型消費の代表格で、まさに注目の的です。


着物レンタルサービス
ジワジワと注目されている着物レンタルサービスは、3000円程度から利用できるそう。SNSでの繋がりが楽しい世の中、日常と違う雰囲気を旅先で求める気持ちは納得できます。


顔ハメ記念撮影スポット
ディスカウントストアのドンキホーテも浅草エリアの盛り上げに参戦中。顔ハメ記念撮影スポットは、地味ながらも多くの外国人観光客を引き寄せています。


夜のライトアップ
浅草寺本堂・五重塔・宝蔵門・雷門のライトアップは、商店主らの発案による江戸開府四百年記念事業とのこと。夜23時まで楽しめ、撮影スポットとして大注目です。


ご利益がある煙
浅草寺本堂の煙は、常香炉（じょうこうろ）と言うそうです。体の悪いところを良くしたり、頭を賢くするなるなどの言い伝えがあり、体験イベントを求める外国人に大人気です。


ご当地スター
写真（公式サイトより）は、浅草出身のご当地スターの「演歌美聖」さんと「プッチャリン」さん。ホッピー通りなど、浅草界隈での路上ライブが大人気のアーチスト。代表曲は、「日本茶チャチャ」。


いかがでしたでしょうか。
大別するとスマホへの親和性と体験型消費が大きなテーマ。自治体だけでなく、商店街や個々の企業が取り組んだものなど、集客に関する多くのアイデアが、ここ浅草では見ることができました。地域の町興しや商店街の活性化施策としてぜひ参考にしてみてください。


＜ライタープロフィール＞

担当ライター：h.nakano
ノベルティグッズの専門家、販促ノベルティ卸売りセンターを運営するサンソニックの社長です。数あるノベルティグッズお取り扱いサービスの中から、ご訪問いただきありがとうございます。マーケティングや集客を見据えた、ノベルティ用素材商品の開発を主に担当。名入れ制作事例ではエディタとして取材執筆するほか、素人ながらスチール撮影も何とかこなしております。
名入れ制作事例
公式フェイスブック

販促レポートは、特集記事や販売促進コラム、オフィスでの問題解決など、皆さんのビジネスに少しでも役立つ情報をお届け。編集長の弊社代表と様々な分野で活躍する若手ライター陣によって、2008年より地道に運営されております。