企業サイトで収益を伸ばすならブログソフトのワードプレスが断然おすすめ。使えるプラグインが豊富で、何といっても無料で簡単。今回は、ワードプレスでのサイト制作に不可欠なドメイン選びや、おススメのドメイン取得サービスをご紹介。
ドメインとは何だろう?
ドメインとはいったい何
ドメインとはよく耳にしますが、一体どういうものなのでしょうか?
ドメインとは、インターネット上にあるコンピューターを特定するための一定のルールに従って作られた文字列のことで「インターネット上の住所」を指します。ドメインは原則、他の人と同じものを持つことはできず、早い者勝ちです。そのため、必ず自分の希望のドメインにできるとは限りません。
無料ドメインと独自ドメインの違いは
また、ドメインには「無料ドメイン」と「独自ドメイン」があります。
無料ドメインは、レンタルサーバー業者、ブログCMS業者などが提供していることが多く、無料で使える代わりに、URLのどこかに提供業者の英単語(サービス名など)が含まれるため、自由な文字列のドメインを持つことができません。それに対し、独自ドメインは、500円~1000円の年額費用はかかってきますが、希望のドメイン名にすることができます。
低価格な中古ドメインは注意が必要
ドメインの歴史が長く、良質な被リンクを受けていた中古ドメインは、高額で売買される傾向にあります。
ところが、中古ドメインを専門に扱う売買サイトでは、低価格をウリとする中古ドメインも多数見られるため、ここでは特に注意が必要です。中には、過去にGoogleから「手動ペナルティ」などブラックハット判定されたものも存在するからです。
判定ツールでドメインをチェック
手動ペナルティのものを取得してしまうと、SEO対策上不利になってしまい、検索結果に出にくくなる恐れがあります。ちなみに、新規で取得したドメインでも、実は元々誰かに使われていたドメインである可能性もあります。過去に使われていたものか確認したい場合は、判定ツールなどを活用しましょう。
参照:
WayBackMachine
参照:
aguse
ドメイン名の違いは?
ドメインは大きく分けて、「gTLDドメイン(分野別トップレベルドメイン)」と「ccTLDドメイン(国コードトップレベルドメイン)」の二つに大別されます。
gTLDドメイン
世界の誰もが登録できるドメイン名です。一部、利用に制限のある「.museum」(博物館、美術館、動物園など)、「.mobi」(モバイル関係)、「.coop」(協同組合用)があります。
- 「.com」:商用向けドメイン
- 「.net」:ネットワーク用
- 「.org」:非営利組織用
- 「.info」:制限なし
ccTLDドメイン
特定の国に属する人だけが取得できるドメイン名です。「gTLDドメイン」と比較すると、取得費用・運用コストは高いですが、ユーザーに信頼感を与えることができます。co.jpに関しては原則1社につき1つとされています。
- 「.jp」:制限なし
- 「.ne.jp」:サービス提供者
- 「.ac.jp」:教育機関、研究機関等
- 「.co.jp」:日本に登記している株式・有限会社等
分野別トップレベルドメイン(gTLDドメイン)、国コードトップレベルドメイン(ccTLDドメイン)をさらに詳しく知りたい方は、下記をご参照下さい。
参照:
www.nic.ad.jp
どのドメインを使えばよいかという話ですが、信頼性などを考えれば、「ccTLDドメイン」を使うのをおすすめします。予算をどうしてもかけたくないということであれば、最初は「.com」「.net」などを使いましょう。
ドメイン取得業者を選ぶ際の注意点
ドメイン取得業者を選ぶには、選ぶ基準を知っておく事が大切です。ここではドメイン取得業者を選ぶ際の注意点を書いていきます。ぜひ、参考にしてみて下さい。
1.ドメイン移管・DNS変更がスムーズに行えるか
多くの場合、ドメイン移管には条件や制約が設けられています。各社によって移管費用が無料・有料、移管条件が異なることもあり、また、業者によってはドメインを他社に移管できないケースもあります。必ず契約時に確認しましょう。
2.サポートはどうなっているか
サポートの有無を確認しましょう。社内に専門部署がないのなら、電話サポートや初心者用マニュアルが用意されている業者を選ぶのが得策です。また、フォーラムの有無も確認しておくと、トラブルの際にスムーズに解決できると思われます。
3.サービスは充実しているか
Whois情報公開代行、サーバーとの連携、サブドメイン、マルチドメインなどの機能は最低でも確認しましょう。サーバーとドメインは別会社で契約した方が費用を抑えられますが、DNS設定を自身で行う必要があります。専門部署がなく複雑な設定を避けたい場合は、同じ会社でまとめて契約するのが良いです。
おススメのドメイン取得サービスをご紹介

サービス名:
お名前.com
取得費用:登録費用3,780円、更新費用5,200円/1年契約
※「.co.jp」のドメイン取得のケース
登録実績1,600万件を誇る、GMOが運営している取得業者です。ドメインは540種類以上、Whois情報公開代行は980円/年かかりますが、キャンペーン中だと無料で申請可能。移管料金は1,200円、サポートは電話でも対応可能で、ドメインの技術的な問い合わせなら、24時間年中無休で対応しています。

サービス名:
ムームードメイン
取得費用:登録費用3,780円、更新費用3,780円/1年契約
※「.co.jp」のドメイン取得のケース
取得できるドメインは200種類以上、Whois代理公開は無料でできます。jpドメインが一つの場合、移管費用は無料ですが、移管する他にもドメインを管理している場合、移管するドメインの管理費用(3,780円)が発生します。チャットサポートのみで電話のサポートは行っていません。

サービス名:
ゴンベエドメイン
取得費用:登録費用5,616円、更新費用5,616円/1年契約
※「.co.jp」のドメイン取得のケース
国内の業者の中でも最多の1,030種類ものドメインを取り扱っています。海外のドメインも取得できるのが強み。海外に法人がある場合はおすすめです。Whois代理公開は1,080円、移管費用は無料、サポートはチャットのみ。
いかがでしたでしょうか。
インターネット上の住所となる大切なドメイン名は、ホームページを使い会社として何をしたいのか(広報活動、商品販売、会員募集など)を考慮し決定していきましょう。また、社内の誰が運用するのか、運用する人のスキルはどうなのか、周りに頼れる人がいるのか、なども併せて検討してください。
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<ライタープロフィール>
担当ライター:ryusuke
WordPressサイト制作/Web集客の専門家。大手広告代理店にて、百貨店や出版社のリスティング広告運用を担当。その後独立、広告代理店で培ったSEOやデータ分析の知見を活かし、個人メディアを運営する傍らフリーのコンテンツライターとして活動中。執筆テーマは、集客やマーケティングなどビジネス関連、グルメや音楽関連。
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