販促レポート
2019/01/16 集客販促
IT化時代に文房具メーカー絶好調?そのカラクリに迫る
IT化やコモディティ化の影響により、多くの中小文房具店が閉店を余儀なくされました。しかし、そんな中でも文房具メーカーの売上は絶好調だとか。出版やカメラ業界など、様々な業界がIT化対応に苦戦する中、なぜ売上を伸ばせているのでしょう?
文房具メーカー全体の売上は好調

文房具といえば、、、
ノート・鉛筆・ボールペン・定規など、身近なモノを直ぐに思いだします。その他にも、ペーパーナイフ・付箋(ふせん)・テープのり・修正液・電卓・クリアファイルといった、ビジネスデスク周りの小物も含め本当に多くの種類のアイテムが存在します。近年では、デジタル化に伴い、電子辞書やデジタルメモも定義に含むそうです。
かつて通学路に必ずといっていいほど存在していた小規模文房具店は、コンビニやECサイトの普及で「価格競争が激化した」こと、IT化で「ペーパーレスが進んだ」こと、経費削減で「発注数そのものが減った」こと、などのあおりを受け次々と閉店してしまいました。
実際に「2014年商業統計速報(卸・小売業)」を見ても、文具店数は2014年には7269店で、2007年の11,806店と比較すると、7年間で4,537店が閉店したことになります。
参照:経済産業省|2014年商業統計速報(卸・小売業)
いっぽう世界規模で見ると状況は一変します。
発展途上国の近代化に伴う「識字率向上」や通学者の増加などで、文房具の需要が増えるとされ、文房具メーカーは成長産業と言われているそうだから、本当に分からないものです。
文房具メーカーの売上全体は堅調で「業界動向search.com」によれば
文房具メーカーの売上が好調な理由を商品性から考察

IT化の影響を受けて、売上が先細りしてしまっている業界は数多く存在します。その中で一体、文房具メーカーはどのようにしてこの状況を打開しているのでしょう?商品性にスポットを当て3つの理由を考察してみました。
安売りから脱却し高機能高価格商品へシフト
今やコンビニや100円ショップなど、どこでも安く高品質な文房具を手に入れることができます。文房具メーカーは安売りせずに、例えばボールペンであれば書く以外の別の機能を追加し機能価値を高めた高価格商品を開発することで売上高を増やしています。
個々のニーズに合わせた商品作りを重視
不況による経費削減で法人の大量発注は減りましたが、個人の消費は増えているそう。この流れに着目し、「折れないシャーペン」「確実に伝わる付箋」といった「かゆいところに手が届く商品」の開発で、文房具の実務の利便性の再認識に成功しています。
集める/保有するという新しい価値を提案
機能性を重視するだけでなく、リップ型の付箋「リップノ」のように、普段よく使う文具をつい集めたくなるような、誰かに紹介したくなるようなデザインにすることで、インスタグラムなどのSNSで話題になり人気が広がったのも一つの要因と言えそうです。
話題のヒット商品をご紹介

お馴染み!メガネ型ルーペ
テレビCMでお馴染みの某有名商品を筆頭に、この分野はとても熱いカテゴリです。スタイリッシュになったボディデザイン、フレームを回転させるとペンのようにスリムになります。ポケットからサッと取り出せる高い携帯性が魅力です。男女兼用。倍率約1.5倍。
参照:ポケットルーペでメガネ 色指定不可

芯の折れないシャープペン
芯の折れにくいシャープペンシルとして実績のある耐芯構造「オ・レーヌ機構」。「芯折れのストレスが減る」「思考が中断されない」事で学生を中心に大好評!一般的なシャープペンシルに比べ、約15倍も芯が折れにくいのが特徴だそうです。プラチナ万年筆社製。
参照:オ・レーヌ シールド A/メタリックブラック

広告チラシが埋め込まれたボールペン
広告チラシとボールペンが融合した秀逸のアイデア。1000本からオリジナルデザインが可能なので、分譲マンションなら「間取りや設備や景観など」、美容室なら「ヘアカタログ」、飲食店なら「おすすめメニュー」といった具合に継続的なPRができそうです。
参照:ジョイCMペン A/健康・ツボ
IT化は様々な業界に大変革をもたらしました。文房具メーカーが行った打開策は、真新しいものではなく商売やマーケティングの基本に従ったものが多くみられます。ぜひ本日のコラムをあなたの事業の発展に役立ててみてください。
<ライタープロフィール>

文房具といえば、、、
ノート・鉛筆・ボールペン・定規など、身近なモノを直ぐに思いだします。その他にも、ペーパーナイフ・付箋(ふせん)・テープのり・修正液・電卓・クリアファイルといった、ビジネスデスク周りの小物も含め本当に多くの種類のアイテムが存在します。近年では、デジタル化に伴い、電子辞書やデジタルメモも定義に含むそうです。
かつて通学路に必ずといっていいほど存在していた小規模文房具店は、コンビニやECサイトの普及で「価格競争が激化した」こと、IT化で「ペーパーレスが進んだ」こと、経費削減で「発注数そのものが減った」こと、などのあおりを受け次々と閉店してしまいました。
実際に「2014年商業統計速報(卸・小売業)」を見ても、文具店数は2014年には7269店で、2007年の11,806店と比較すると、7年間で4,537店が閉店したことになります。
参照:経済産業省|2014年商業統計速報(卸・小売業)
いっぽう世界規模で見ると状況は一変します。
発展途上国の近代化に伴う「識字率向上」や通学者の増加などで、文房具の需要が増えるとされ、文房具メーカーは成長産業と言われているそうだから、本当に分からないものです。
文房具メーカーの売上全体は堅調で「業界動向search.com」によれば
主要対象企業24社の過去11年分の売上高推移によれば、2009年に一度落ち込んだものの、そこから2015年まで右肩上がりになっていますとのことで、市場や商品性への柔軟な対応が打開策となり得そうです。
参照:業界動向search.com
文房具メーカーの売上が好調な理由を商品性から考察

IT化の影響を受けて、売上が先細りしてしまっている業界は数多く存在します。その中で一体、文房具メーカーはどのようにしてこの状況を打開しているのでしょう?商品性にスポットを当て3つの理由を考察してみました。
安売りから脱却し高機能高価格商品へシフト
今やコンビニや100円ショップなど、どこでも安く高品質な文房具を手に入れることができます。文房具メーカーは安売りせずに、例えばボールペンであれば書く以外の別の機能を追加し機能価値を高めた高価格商品を開発することで売上高を増やしています。
個々のニーズに合わせた商品作りを重視
不況による経費削減で法人の大量発注は減りましたが、個人の消費は増えているそう。この流れに着目し、「折れないシャーペン」「確実に伝わる付箋」といった「かゆいところに手が届く商品」の開発で、文房具の実務の利便性の再認識に成功しています。
集める/保有するという新しい価値を提案
機能性を重視するだけでなく、リップ型の付箋「リップノ」のように、普段よく使う文具をつい集めたくなるような、誰かに紹介したくなるようなデザインにすることで、インスタグラムなどのSNSで話題になり人気が広がったのも一つの要因と言えそうです。
話題のヒット商品をご紹介

お馴染み!メガネ型ルーペ
テレビCMでお馴染みの某有名商品を筆頭に、この分野はとても熱いカテゴリです。スタイリッシュになったボディデザイン、フレームを回転させるとペンのようにスリムになります。ポケットからサッと取り出せる高い携帯性が魅力です。男女兼用。倍率約1.5倍。
参照:ポケットルーペでメガネ 色指定不可

芯の折れないシャープペン
芯の折れにくいシャープペンシルとして実績のある耐芯構造「オ・レーヌ機構」。「芯折れのストレスが減る」「思考が中断されない」事で学生を中心に大好評!一般的なシャープペンシルに比べ、約15倍も芯が折れにくいのが特徴だそうです。プラチナ万年筆社製。
参照:オ・レーヌ シールド A/メタリックブラック

広告チラシが埋め込まれたボールペン
広告チラシとボールペンが融合した秀逸のアイデア。1000本からオリジナルデザインが可能なので、分譲マンションなら「間取りや設備や景観など」、美容室なら「ヘアカタログ」、飲食店なら「おすすめメニュー」といった具合に継続的なPRができそうです。
参照:ジョイCMペン A/健康・ツボ
IT化は様々な業界に大変革をもたらしました。文房具メーカーが行った打開策は、真新しいものではなく商売やマーケティングの基本に従ったものが多くみられます。ぜひ本日のコラムをあなたの事業の発展に役立ててみてください。
<ライタープロフィール>
担当ライター:俵谷龍佑
Web集客の専門家。大手広告代理店にて、百貨店や出版社のリスティング広告運用を担当。その後独立、広告代理店で培ったSEOやデータ分析の知見を活かし、個人メディアを運営する傍らフリーのコンテンツライターとして活動中。執筆テーマは、集客やマーケティングなどビジネス関連、グルメや音楽関連を得意とします。
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