販促レポート

2018/09/12 集客販促

ファンの熱狂を力に!飲食店が繁盛するコミュニティマーケティング

ネットやSNSで宣伝したいけど中々時間が割けない・・・。そんな時はファンの力を少し借りてみませんか?本日は、ファンの熱狂を力に!お店を盛り上げるコミュニティマーケティングという手法をご紹介。メリットや具体的なコツについて詳しく解説します。

コミュニティマーケティングとは?
ファンの熱狂を力に!飲食店が繁盛するコミュニティマーケティング

コミュニティマーケティングとは、ここ数年で新しく生まれた概念。
その名の通り、コミュニティを形成しファンと一緒にお店やブランドを盛り上げていくマーケティング手法のことをいい、「ファンと事業者」という境界線をなくし、ファンにもお店の「作り手」になってもらうことを目指します。

具体的には、ファンの皆さんに「SNS(Facebookグループ、LINEグループなど)」や「コミュニティサービス(シナプスなど)」を登録してもらい、その中でコミュニケーションを行い様々な施策を打っていくという方法となります。

数年前には、ネスカフェが行った「アンバサダーマーケティング」と呼ばれる手法が話題となりましたが、コミュニティマーケティングはこの延長線上にあります。アンバサダーマーケティングと意味はほぼ同義となるものの、コミュニティマーケティングは、さらにファンとの交流を大切にし、よりクローズドな関係が強調されます。


体験という価値を与えるコミュニティの存在
ファンの熱狂を力に!飲食店が繁盛するコミュニティマーケティング

コミュニティは、「体験」という価値を生み出します。
近年は、インターネットが発達普及したことによって、誰もが簡単に「情報収集→選択選別」できるようになりました。ただ良いものを作り待っているだけでは、もはや売れない(集客できない)時代になったのは、誰もが体感しているところだと思います。

こういった状況の中で差別化していくためには、「スペックや値段」という従来の価値だけでは足りず、「体験」という付加価値が必要というのは以前にもお話しした通りです。
過去記事:商品スペックでは響かない、最高の体験を消費者に伝えよう

「美味しいメニュー」「感動する接客」はもちろん大切ですが、コミュニティ活動を通じ
  • 一緒にお店を作り上げる
  • お店の経営に携わる
  • お店の商品開発に関わる
といった体験は、お客さん自身が深く関わる「ストーリー性」のあるもので、他では味わうことのできない貴重な体験となりえます。

コミュニティは決して「拡散してくれるファンを囲う手段」ではありません。ファンと交流し「一丸となってお店を盛り上げていくための交流の場」です。もし、コミュニティマーケティングを実施するのであれば、ここを意識しておきましょう。


コミュニティマーケティングを導入するメリット
ファンの熱狂を力に!飲食店が繁盛するコミュニティマーケティング

では、コミュニティマーケティングを導入すると、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?それは、主に以下の3つとなります。

宣伝費用が安くなる
飲食店が期待する最大効果がこの部分になります。コミュニティが活性化し上手く回り始めれば、ファンが自然とSNSやネットで口コミや宣伝をするようになるため、宣伝費用を安く抑えられます。もちろん、コミュニティ運営にかかるコストは発生しますが、従来型の広告宣伝費に比べれば格安同然です。

宣伝効果が高まる
ファンが作り手に回ることで「このお店の一員になった」という使命感から、SNSやネットで拡散してくれる人が増えます。数が多くなるほど、拡散のスピードは上がるため、今まで以上に影響力が強くなります。ファンが拡散する→似たような新しいお客さんがファンになるという好循環が発生します。

ブランディングが強化される
また、ファン同士の交流も生まれ、面白いアイデアやコミュニティの中にさらに「コミュニティが生まれる」という新たな動きが起きてきます。ある程度人数が増えると、ファンの活動によってコミュニティの性格が自然発生的に醸成され、ブランディングの確立→強化というメリットが得られます。


コミュニティマーケティングを成功させる工夫
ファンの熱狂を力に!飲食店が繁盛するコミュニティマーケティング

ただ、コミュニティを作るだけでは、コミュニティマーケティングは成功しません。様々な工夫を重ねることでコミュニティが醸成され、お店の活性化につながります。以下にその工夫をまとめました。

所属意識を高める
ただコミュニティがあるだけでは、参加者は所属している実感が得られず、なかなかコミュニティに定着しません。一般のお客さんとの差別化を図るためにも、コミュニティ会員限定のノベルティやエコバッグなどを渡し、参加者の所属意識を高めましょう。

コミュニティに入るメリットを提示する
メリットや特典が明確になってないと、なかなかコミュニティに加入する人は増えません。金銭的なものや具体的な商品でなく「体験」を重視しましょう。例えば、会員限定メニューや試作品、ボツメニューが食べられるなど、普通では得られないものがおススメです。

企画や経営に参加できる場を設ける
コミュニティを活性させ、ファンの方にお店の「作り手」に回ってもらうためには、ファンがお店の裏側に参加出来る仕組みが必要です。例えば、経営会議や商品企画会議に参加できる、1日店長ができるなど、お客と事業者という境目をなくす工夫が大切です。

コミュニティのテーマを明確に打ち出す
コミュニティのテーマが曖昧だと、人は集まりません。明確なテーマを打ち出しましょう。しかし、店舗名や商品名のみをテーマにするのはNGです。宣伝や売り込み色が強くなるし、集まりが身内だけになってしまい、広がりが出なくなってしまいます。

積極的に関与する
最も重要な部分がここです。コミュニティを作ったとしても、店長や経営者自身がコミュニティに積極関与しなければ、コミュニティは活性化しません。コミュニティを作ったら、まずは声掛けするなど、積極的なアプローチをファンにしていきましょう。


コミュニティは、あくまでファンと交流してお店を盛り上げていく場所であり、宣伝してくれる人を集める場ではありません。ファンに「体験価値」を提供することを重視し、コミュニティマーケティングを実施していきましょう。ぜひ、本日のコラムが参考になれば幸いです。


<ライタープロフィール>
担当ライター:ryusuke
WordPressサイト制作/Web集客の専門家。大手広告代理店にて、百貨店や出版社のリスティング広告運用を担当。その後独立、広告代理店で培ったSEOやデータ分析の知見を活かし、個人メディアを運営する傍らフリーのコンテンツライターとして活動中。執筆テーマは、集客やマーケティングなどビジネス関連、グルメや音楽関連。
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