販促レポート
2017/11/08 ワードプレス
<WordPress> ワードプレスで企業サイト制作|サーバー選び編
企業サイトで収益を伸ばすならブログソフトのワードプレスが断然おすすめ。使えるプラグイン(オプション機能)も豊富で、何といっても無料で操作も簡単。今回は、ワードプレスでのサイト制作に不可欠なWEBサーバーの選び方やおススメのサーバーをご紹介。
WEBサーバーとは何だろう?

WEBサーバーという言葉をよく耳にすると思いますが、正しい意味はよく分からない・・・という人もいるのではないでしょうか。そこで改めてWEBサーバーについて解説します。IT用語辞典によれば・・・
との事だそうです。何だか分かるような分からないような・・・これだとあまりイメージがつかないので、もっと噛み砕いて説明します。
Webサーバとは・・・「画像」「動画」「テキスト」といったコンテンツを保管できる「場所やスペース」という意味になります。
また、皆さんが使っているPCと同じように、Webサーバーにも容量の限界があります。サイトに容量以上のアクセスが集中すればサーバーは「ダウン」し、一時的にアクセス不能な状態になります。これだと、事業活動に支障が出てしまうので、できるだけ余裕をもった容量のWebサーバーを用意しておくのが一般的となります。
しかし、Webサーバーを自前で構えるとなると、莫大な初期導入コストとメンテナンスコストが発生するため、Webサーバーのサービス提供会社とリース契約をする、いわゆる「レンタルサーバー」を使うケースが多くなります。
レンタルサーバーの種類

レンタルサーバーにもいくつか種類があります。ここでは代表的なものをご紹介します。
共用サーバー
共有サーバーとは、1台のサーバーを複数の人・企業で共同利用するものです。価格は安く、また専門技術がなくても簡単に操作ができ、手軽に始めることができるのが強みです。しかし、共用のため、サーバー設定の自由度も低く、接続速度が遅くなることもあります。
VPS
Virtual Private Serverの略称で、「仮想専用サーバー」とも呼ばれます。他の人とサーバーを共有していますが、自分の領域だけは自由に設定することができます。設定はユーザー側で行う必要があるため、専門知識が必要になります。価格帯は専用サーバーより安く、共用サーバーより高い傾向にあります。
専用サーバー
文字通り、他の人と共有しない専用のサーバーです。専用サーバーには自分で管理するものとサーバー会社が運用する2種類があります。共用サーバーやVPSに比べると、スペックが高く、接続速度も安定しています。
=====
最初、導入する場合は、共有サーバーでも特に問題ないと思います。トラフィックが増えて接続速度に問題が出てきたら、VPSないし専用サーバーに切り替えるのがベターです。
また、WordPressには、以下のような推奨の動作環境が公表されています。
推奨の動作環境以外のものだと、プラグインが正常に動作しない、セキュリティ面が脆弱になるといった状態になるので、サーバーを選ぶ際にはこの点をチェックしましょう。
WEBサーバーを選ぶ際の注意点5つ

WEBサーバーを選ぶには、選ぶ基準を知っておく事が大切です。ここではWEBサーバーを選ぶ際の注意点を書いていきます。ぜひ、参考にしてみて下さい。
1.PHPが利用できるかどうか
ワードプレスの利用には、PHP環境が条件です。ほとんどのレンタルサーバーで基本機能となってますが、安いプランだとPHPがないものもあるようです。またPHPバージョンが古いと正常動作しないこともあるので、できるだけ最新版のプランを選びましょう。
※執筆時点の最新verは7
2.複数のドメインが設定できるかどうか
将来的に複数のサイトを運用することが決まっているのなら、独自ドメインを複数登録できる「マルチドメインサービス」を提供しているサービスを選びましょう。同じサーバーで複数ドメインを登録できるため、費用も抑えられておトク!要チェックです。
3.独自SSLの設定ができるかどうか
独自SSLとは、通信する情報を暗号化し「ハッキング等の犯罪から通信データを守る技術」のことで、個人情報保護だけでなくSEO対策の観点からも有利とされ多くの企業が導入しています。各社レンタルサーバーでも提供していることが多く、比較的安価となります。
4.スペックはどうなっているか
CPUの処理速度、データ保存量(HDD/SSD)、データ転送量の3つは確認しましょう。これらはアクセスに応じ推奨値が変わります。導入時は、CPUが2コア、HDD/SSDは20GB、転送量が25GB/日といったスペックは欲しいところ。WEBソフト(アパッチ)は最新が望ましいです。
5.サポートはどうなっているか
サポート対応時間、サポート手段(電話かメール)、フォーラムの有無などを確認しましょう。利用者の多いWEBサーバーほどフォーラムがある可能性が高いです。また、サーバーレンタル料が安いほど自己解決が必要になり、高いほど手厚いサポートになる傾向です。
オススメのレンタルサーバーをご紹介

サービス名:エックスサーバー
推奨プラン:X10スタンダードプラン(月額:900円、初期費用3,000円)
非常に有名なレンタルサーバーです。やや割高なものの、それに見合うスペックが用意されています。CPUは20コア、データ容量は200GB、転送量も追加課金されません。独自SSLは無料で取得が可能、マルチドメインとサブドメインの設定も無制限なのでおススメです。

サービス名:ロリポップ
推奨プラン:スタンダードプラン(月額:500円、初期費用1,500円)
特徴は何と言っても価格の安さです。月額500円で十分なスペックのサーバーを利用できます。スタンダードプランでは、データ容量は120GB、転送量100GB/日、CPU6コア、マルチドメインは100個、サブドメインはドメイン毎に500個まで設定可能。外部業者の独自SSLなら無料で取得できます。

サービス名:さくらのレンタルサーバ
推奨プラン:スタンダード(月額:515円、初期費用1,029円)
データ容量は100GB、転送量80GB/日、CPUの情報は不明です。良い部分は、独自SSLを専用のWordPressプラグインで設定できるところ。ただし、サブドメインが最大3つ、マルチドメインが20個までしか設定できないため、複数サイトを運用する場合はやや不便かもしれません。
いかがでしたでしょうか。
広報活動、商品販売、会員募集など、ホームページを使い会社として何をしたいのか、だれが運用するのか、運用する人のスキルはどうなのか、周りに頼れる人がいるのか、などからコストを考える必要がありそうです。とは言え、最初は負担にならない程度から始めてみるのが大切です。過去記事も併せてどおぞ。
ワードプレスで企業サイトを制作すべき5つの理由
<ライタープロフィール>

WEBサーバーという言葉をよく耳にすると思いますが、正しい意味はよく分からない・・・という人もいるのではないでしょうか。そこで改めてWEBサーバーについて解説します。IT用語辞典によれば・・・
Webサーバ(web server/ウェブサーバ/HTTPサーバ)とは、Webシステム上で、利用者側のコンピュータに対しネットワークを通じて情報や機能を提供するコンピュータおよびソフトウェアのこと。
参照:Webサーバ(ウェブサーバ)とは - IT用語辞典
との事だそうです。何だか分かるような分からないような・・・これだとあまりイメージがつかないので、もっと噛み砕いて説明します。
Webサーバとは・・・「画像」「動画」「テキスト」といったコンテンツを保管できる「場所やスペース」という意味になります。
また、皆さんが使っているPCと同じように、Webサーバーにも容量の限界があります。サイトに容量以上のアクセスが集中すればサーバーは「ダウン」し、一時的にアクセス不能な状態になります。これだと、事業活動に支障が出てしまうので、できるだけ余裕をもった容量のWebサーバーを用意しておくのが一般的となります。
しかし、Webサーバーを自前で構えるとなると、莫大な初期導入コストとメンテナンスコストが発生するため、Webサーバーのサービス提供会社とリース契約をする、いわゆる「レンタルサーバー」を使うケースが多くなります。
レンタルサーバーの種類

レンタルサーバーにもいくつか種類があります。ここでは代表的なものをご紹介します。
共用サーバー
共有サーバーとは、1台のサーバーを複数の人・企業で共同利用するものです。価格は安く、また専門技術がなくても簡単に操作ができ、手軽に始めることができるのが強みです。しかし、共用のため、サーバー設定の自由度も低く、接続速度が遅くなることもあります。
VPS
Virtual Private Serverの略称で、「仮想専用サーバー」とも呼ばれます。他の人とサーバーを共有していますが、自分の領域だけは自由に設定することができます。設定はユーザー側で行う必要があるため、専門知識が必要になります。価格帯は専用サーバーより安く、共用サーバーより高い傾向にあります。
専用サーバー
文字通り、他の人と共有しない専用のサーバーです。専用サーバーには自分で管理するものとサーバー会社が運用する2種類があります。共用サーバーやVPSに比べると、スペックが高く、接続速度も安定しています。
=====
最初、導入する場合は、共有サーバーでも特に問題ないと思います。トラフィックが増えて接続速度に問題が出てきたら、VPSないし専用サーバーに切り替えるのがベターです。
また、WordPressには、以下のような推奨の動作環境が公表されています。
- PHP バージョン 7 以上
- MySQL バージョン 5.6 以上
- または MariaDB バージョン 10.0 以上
推奨の動作環境以外のものだと、プラグインが正常に動作しない、セキュリティ面が脆弱になるといった状態になるので、サーバーを選ぶ際にはこの点をチェックしましょう。
WEBサーバーを選ぶ際の注意点5つ

WEBサーバーを選ぶには、選ぶ基準を知っておく事が大切です。ここではWEBサーバーを選ぶ際の注意点を書いていきます。ぜひ、参考にしてみて下さい。
1.PHPが利用できるかどうか
ワードプレスの利用には、PHP環境が条件です。ほとんどのレンタルサーバーで基本機能となってますが、安いプランだとPHPがないものもあるようです。またPHPバージョンが古いと正常動作しないこともあるので、できるだけ最新版のプランを選びましょう。
※執筆時点の最新verは7
2.複数のドメインが設定できるかどうか
将来的に複数のサイトを運用することが決まっているのなら、独自ドメインを複数登録できる「マルチドメインサービス」を提供しているサービスを選びましょう。同じサーバーで複数ドメインを登録できるため、費用も抑えられておトク!要チェックです。
3.独自SSLの設定ができるかどうか
独自SSLとは、通信する情報を暗号化し「ハッキング等の犯罪から通信データを守る技術」のことで、個人情報保護だけでなくSEO対策の観点からも有利とされ多くの企業が導入しています。各社レンタルサーバーでも提供していることが多く、比較的安価となります。
4.スペックはどうなっているか
CPUの処理速度、データ保存量(HDD/SSD)、データ転送量の3つは確認しましょう。これらはアクセスに応じ推奨値が変わります。導入時は、CPUが2コア、HDD/SSDは20GB、転送量が25GB/日といったスペックは欲しいところ。WEBソフト(アパッチ)は最新が望ましいです。
5.サポートはどうなっているか
サポート対応時間、サポート手段(電話かメール)、フォーラムの有無などを確認しましょう。利用者の多いWEBサーバーほどフォーラムがある可能性が高いです。また、サーバーレンタル料が安いほど自己解決が必要になり、高いほど手厚いサポートになる傾向です。
オススメのレンタルサーバーをご紹介

サービス名:エックスサーバー
推奨プラン:X10スタンダードプラン(月額:900円、初期費用3,000円)
非常に有名なレンタルサーバーです。やや割高なものの、それに見合うスペックが用意されています。CPUは20コア、データ容量は200GB、転送量も追加課金されません。独自SSLは無料で取得が可能、マルチドメインとサブドメインの設定も無制限なのでおススメです。

サービス名:ロリポップ
推奨プラン:スタンダードプラン(月額:500円、初期費用1,500円)
特徴は何と言っても価格の安さです。月額500円で十分なスペックのサーバーを利用できます。スタンダードプランでは、データ容量は120GB、転送量100GB/日、CPU6コア、マルチドメインは100個、サブドメインはドメイン毎に500個まで設定可能。外部業者の独自SSLなら無料で取得できます。

サービス名:さくらのレンタルサーバ
推奨プラン:スタンダード(月額:515円、初期費用1,029円)
データ容量は100GB、転送量80GB/日、CPUの情報は不明です。良い部分は、独自SSLを専用のWordPressプラグインで設定できるところ。ただし、サブドメインが最大3つ、マルチドメインが20個までしか設定できないため、複数サイトを運用する場合はやや不便かもしれません。
いかがでしたでしょうか。
広報活動、商品販売、会員募集など、ホームページを使い会社として何をしたいのか、だれが運用するのか、運用する人のスキルはどうなのか、周りに頼れる人がいるのか、などからコストを考える必要がありそうです。とは言え、最初は負担にならない程度から始めてみるのが大切です。過去記事も併せてどおぞ。
ワードプレスで企業サイトを制作すべき5つの理由
<ライタープロフィール>
担当ライター:ryusuke
WordPressサイト制作/Web集客の専門家。大手広告代理店にて、百貨店や出版社のリスティング広告運用を担当。その後独立、広告代理店で培ったSEOやデータ分析の知見を活かし、個人メディアを運営する傍らフリーのコンテンツライターとして活動中。執筆テーマは、集客やマーケティングなどビジネス関連、グルメや音楽関連。
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