販促レポート

2016/04/20 集客販促

売上を飛躍的に伸ばす、公正で適切な価格設定とは?

価格設定はマーケティングで最も重要な要素。安易な価格設定は、売上が伸び悩むだけでなく、商品サービスのブランド価値を下げてしまいかねません。顧客や市場のニーズを踏まえ、慎重に価格設定することが大切です。

価格設定は、マーケティングで最も重要な要素
売上を飛躍的に伸ばす、公正で適切な価格設定とは?

マーケティングとは売れる仕組みを作ること。
マーケティングには、マーケティングミックス(4P)といわれる基本的な考え方があり、重要な4つの領域・分野である、「製品(Product)」、「価格(Price)」「流通(Place)」「プロモーション(Promotion)」を指し示します。
過去記事:今さら聞けないマーケティングの基本、マーケティングミックス4Pなど

このうち「価格(Price)」は、マーケティング戦略のみならず、経営戦略上においても重要な要素です。なぜなら、価格は売上に直結する要素で、売上は企業活動においてエンジンの役割を果たすからです。当然のことながら、赤字が続けば経済活動を存続することができません。

価格設定を少し間違えると、売上に悪影響を及ぼすため、価格設定に頭を悩ます人も少なくありません。


価格設定でついやってしまう間違い三つ
売上を飛躍的に伸ばす、公正で適切な価格設定とは?

価格設定は難しく、多くの人が間違った価格設定をしてしまっています。
ここでは、価格設定において、よくやってしまいがちな三つ間違いを紹介します。

1.お客さんを多く集めるために、安易に値下げをする
最もお客さんを集める簡単な方法は、「値下げ」です。しかし、それで本当にビジネスは上手くいくのでしょうか?利益は少なくなり、お客さんに提供できる価値は少なくなります。
結果として、今までのファンやリピーターは離れていき、安売りを求める望まないお客さんばかりが増えてしまうのです。
過去記事:集客術としての「値下げ」は、果たして正しいのだろうか?

2.利益を多く出すために、安易に値上げをする
そもそも、「値上げ」はその商品・サービスに価値があってこそ行うものです。
その商品・サービスの価値を上げる努力をしないまま、値上げばかり行っていては「損をした」と思われて、かえって商品やサービスのイメージを悪くしかねません。

3.頻繁に価格を変える
今まで高かったものを急に安くすれば、「人気がないのかな?」と思われて、今まで安かったものを急に高くすれば、「高すぎない?」と損をした気にさせてしまいます。
このように、価格を頻繁に変えれば、お客さんからの信用を失うことになってしまいます。


適切な価格設定をする上で知っておくべきこと
売上を飛躍的に伸ばす、公正で適切な価格設定とは?

では、公正で適切な価格設定を行うためには、一体どうすればよいのでしょうか。
価格設定にはいくつか方法がありますが、今回はよく使われている方法を3つ紹介します。どれか一つの方法で価格設定を行うというよりは、全ての方法を踏まえた上で価格設定をするのがベターです。

1.コスト基準法
多くの企業で使われている価格設定の手法です。
商品・サービスを作るのに必要なコストから逆算して価格を決めます。比較的容易に収益化を実現できる反面、市場ニーズやマーケットの変化に柔軟に対応できないのが難点です。

2.競争基準法
競合の価格を参考にしながら、商品・サービスの価格設定をする手法です。
差別化しやすい面はあるものの、競争相手の価格に依存する傾向にあり、自社の状況や環境にあわせて価格を調整していく必要があります。

3.顧客ニーズ基準法
顧客のニーズを事前に分析し、顧客ごとに価格設定をする手法です。
同じような商品でも、例えば「時間」や「場所」という条件で差別化をして価格を変えます。顧客に合わせて価格設定していくため、自社のコストや予算などを十分に考慮した上で行う必要があります。


ここで注意点、公正なルールも知っておこう
売上を飛躍的に伸ばす、公正で適切な価格設定とは?

価格設定にも法規制があります。以下の二つの法律に違反しないよう注意し公正な価格設定を行いましょう。

1.独占禁止法
独占禁止法とは、公正かつ自由な競争を促進し、事業者が自主的な判断で自由に活動できるようにするために制定された法律です。
例えば、単独あるいは他の事業者と手を組んで、競合の事業活動の妨害・制限をして「市場独占」することや、競合と手を組んで、事前に価格や販売数量等を取り決める「不当な価格協定」、取引上の地位を利用した「不公正な取引」などが禁止されています。

2.景品表示法
景品表示法とは、不当な価格表示を禁じる法律です。
「不当な価格表示」とは、実際よりも著しく安いと誤認させてしまう「二重価格表示」や、無料や激安、最高級など実際よりも優良と誤認させてしまう「誇大・虚偽表示」を指しています。


お客さんの顔色を伺った値下げも、市場にニーズを無視して値上げするのも正しい価格設定とはいえません。市場や競合の状況、商品・サービスにかかるコストなどを鑑みて、バランスよく入念に価格設定することが大切になるでしょう。
あなたの会社も、商品やサービスにされている価格設定について、今一度考えてみてはいかがでしょうか?


<ライタープロフィール>
担当ライター:ryusuke
大手広告代理店にて、顧客である百貨店や出版社のリスティング広告運用を担当。その後独立、広告代理店で培ったSEOやデータ分析の知見を活かし、個人メディアを運営する傍らフリーのWebライターとして活動中。執筆テーマは、グルメ関連やビジネス関連など、その他様々な分野のコラムや解説を得意とします。
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