販促レポート

2015/10/14 集客販促

お店も商品も英語の名前はお洒落、でも本当にそれでいい?

お店の名前も、商品の名前も、英語の方がお洒落で格好いいですね。でも、いくらお洒落でも消費者に知って貰えなければ意味がないし、誰も覚えてくれないとしたらビジネスではかなり損をしています。本日は、英語のネーミングで気をつけるべき4つのポイントをご紹介します。

英語でネーミングする際に気をつけるべき4つのポイント
お店も商品も英語の名前はお洒落。でも本当にそれでいい?

たとえ辺鄙(へんぴ)な場所にあっても、全国から注文が殺到するほどの繁盛店が存在する一方、多くのお店はインターネット、テレビ、広告から発せられる大量の情報の中に埋もれてしまっているのが現状です。サービス提供者は、良い商品・良いサービスだけでなく大量の情報の中から選んでもらえるような工夫が必要となっていきます。

とりわけ商品・サービスのネーミングは、非常に重要な施策の一つです。知名度が低く小さい組織だからこそ、個性を出すために英語やフランス語を使って斬新さを打ち出しがち。しかし、本当にそれで覚えてもらえるのでしょうか。今回は英語でネーミングする際に気をつけるべき、4つのポイントを整理してみました。

① 分かりにくい英語だとなかなか口コミしてくれない
確かに英語にするとクールかもしれません。しかし、覚えてもらえるまでに時間がかかってしまいます。たとえ、お店の名前が格好良くても覚えてもらえないと意味がありません。よく芸人が口にする「名前だけでもいいから覚えてください」は、この典型例で名前を覚えてもらうことで、口コミが広がる可能性を少しでも上げたいためです。
もし英語でのネーミングにこだわるのであれば、「覚えやすく」「キャッチーな」ネーミングを心がけましょう。

② 何のサービスをしているのか理解してもらえない
たとえば、「My Happy」というブライダルサービスがあるとします。しかし、このサービス名だと何をしているのかよく分かりません。なぜなら、「Happy」は大半の仕事に共通していえてしまうことであるし、「Happy」の定義は人それぞれだからです。しかし、「Happiness Wedding」という名前であれば、先ほどよりはイメージしやすくなるしょう。

③ 難解な単語が含まれていると検索される確率が低くなる
もし英語でネーミングするならば、難解な単語を使用するのは避けたほうが良いでしょう。スペルミスが一文字でもあった場合、検索結果にすら出てこない恐れがあるからです。検索されなければ、インターネット経由からの新規のお客様を呼ぶことは困難になります。消費者が正しいスペルで検索するとは限らないことを覚えておきましょう。

④ 読めない英語の名前はSNSで拡散されにくい
なぜ拡散されにくくなるかというと、SNSの特性として間違ったことを書きたくないという傾向があるからです。それは対面で話すときよりも顕著です。対面で話す場合は、身振り手振りでかつ長く説明することが可能なため、伝えたい意図を伝えることができます。しかしSNSは基本的には文字のみで発信することになります。より簡潔に、正確に伝えようという意識が働くため、不正確な情報は自然とSNSで発信しようと思わなくなるのです。



私たち日本人はとてもシャイ、見知らぬ英語は避けてしまいます
お店も商品も英語の名前はお洒落。でも本当にそれでいい?

Yahooをヤホー
Googleをゴーグル

若い世代の方は信じられないでしょうが、インターネットの黎明期に「Yahooをヤホー」、「Googleをゴーグル」と呼んでしまった方は意外と多く、それを恥ずかしい事としてトラウマにしてしまったケースもあるようです。
街角で外国人に突然話しかけられて、周りの目が気になることとよく似ていますね。
間違った呼び名を書き込むことが恥ずかしい・・・SNSではこのような心理が働きがち。SNSで書き込む絶対数が少なければ、拡散される機会も減り知名度を上げることも難しくなります。
結果として、やっぱりビジネスでは大きな損をしてしまうと言えます。



英語のネーミングで勝負するにはどうしたらいいのか?
お店も商品も英語の名前はお洒落。でも本当にそれでいい?

ホームページもブログも、看板もチラシも、ルビを振ることが大事

× Sunshine
○ Sunshine(サンシャイン)

「すでに英語の店名にしてしまっている」など、今からガラッと変えることができない場合もあると思います。だからといって悲観することはありません。少し手を加えるだけで認知度を上げることは可能です。以下で、今からでもすぐにできる方法をいくつか紹介します。

読みにくい場合はルビをふる
読みにくい英語、読み方が特徴的な場合は「ルビ」をふります。これだけで拡散される確率が格段に上がります。たとえば、「Sunshine」というお店があったとしましょう。この場合は、サンシャインと読むので、「Sunshine(サンシャイン)」とルビをふるのが正解です。
これは、もちろん認知度向上のための意味合いもありますが、英語で検索してたどり着かなくても、ルビの日本語の方でサイトに来訪してくれる可能性が上がるためです。

新しい意味を付け加えて覚えやすくする
新しい意味を付与することで、よりキャッチーに覚えやすいものに変換することが可能です。
ブランディングについて書かれている書籍「だれかに話したくなる小さな会社」で興味深い例が取り上げられていたので、以下で引用します。
離婚ファームもすでに日本人にとって耳慣れた言葉である「リコンファーム(予約の再確認)」という単語と、法律事務所を表す英単語である「LAW FIRM」を掛け合わせたネーミングです。また、統計を割り出すサービスを行う「パターン・ワークス」という会社があります。ニュアンスで訳せば「パターン」です。(中略)
だれもが知っているカタカナを使っているので、受け手が新しく何かを記憶する必要は一切ありません。それでいて、少しだけキラリと個性が注入されています。
引用:小さな会社のブランド戦略P101~102

このようにたとえ難しくて馴染みのない単語であっても、馴染める言葉に変換することが可能です。なじむという感覚は非常に大切で、馴染んだ言葉は誰かに教えたくなるし、話したくなるのでブームに火が付く可能性があります。

地名にまつわる言葉を入れる
お店の名前やサービス名に、地名を入れるのは有効な手段の一つです。飲食店であれば、名前に地名を入れることで(牛肉であれば、「松坂のSunshine」「丹波のSunshine」のように)その地名のブランド力を借りることができます。地名が含まれているだけでどこにあるお店かも分かりますし、かつ地名のブランドを使っていることにより信頼度を向上させることができます。



消費者にどうすれば自分たちの商品・サービスを知ってもらえるか・・・といったことに注力することで、小規模で知名度がなくても繁盛するお店・サービスにしていくことは可能です。これからの時代、「良いものが求められる」と言ったことは当然のことで、「多くの消費者に知ってもらう」に加え、口コミやソーシャルなどで「多くの消費者に共感される」と言ったことも、益々重要なテーマになっていくことでしょう。
そのためにも、覚えて貰いやすいネーミング、活字にされやすいネーミングにし、備えることが企業に求められます。


<ライタープロフィール>
担当ライター:ryusuke
大手広告代理店にて、顧客である百貨店や出版社のリスティング広告運用を担当。その後独立、広告代理店で培ったSEOやデータ分析の知見を活かし、個人メディアを運営する傍らフリーのWebライターとして活動中。執筆テーマは、グルメ関連やビジネス関連など、その他様々な分野のコラムや解説を得意とします。
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