販促レポート
2009/03/16 知識ネタ
売上を伸ばす「単純接触効果」とは?
社会心理学者のザイオンス教授(スタンフォード大)の研究に、人間の好感度に関する有名なものがあります。被験者に、単語や顔写真、幾何学図形などを見せて、それを見たり聞いたりした回数と好感度の関係を調べたものです。
筆者が愛読するブログの一つに、酒井穣氏が運営する「NED-WLT」があります。今回は、その中から特に気になるエントリーをご紹介します。
※酒井穣氏の著書はアマゾンで購入できるとのことです
以下引用
接触回数と好感度の関係について
http://nedwlt.exblog.jp/10632574/
社会心理学者のザイオンス教授(スタンフォード大)の研究に、人間の好感度に関する有名なものがあります。被験者に、単語や顔写真、幾何学図形などを見せて、それを見たり聞いたりした回数と好感度の関係を調べたものです。
この結果は「人間の、ある対象への好感度は、その対象との接触回数に依存する」というものでした。専門的にはこれを単純接触効果(mere exposure effect)と言い、日本では俗に「ザイオンス効果」とも呼ばれます。
ラジオやテレビなどで何度も繰り返し聞いた曲を好きになってしまった経験は誰にでもあるでしょう。「住めば都」というように、引っ越してきたときは嫌な印象があった地域でも、慣れてしまえば好きになってしまうのも、この理論で説明がつきます。子供が、隣の席に座っている異性のことを好きになったりするのも、同じ理屈で説明できそうです。
さらにこの効果は、人間がその対象を意識的に認知していなくとも発生するとのことで、マーケティングの文脈では、顧客の無意識への働きかけを考えるときに避けて通れない理論です。
このザイオンス効果を理論的なベースとして、広告業界で経験的に語られているのが「セブンヒッツ理論」です。これは顧客と商品(または商品に関する情報)の接触回数が3回を超えると顧客が商品の存在を認知し、7回で商品を手にとり購買を検討するというものです。
広告や宣伝を打つ回数に関する理論として参照できるのはもちろんですが、それだけではありません。例えば営業マンであれば、客先に滞在する時間ではなくて、客先を訪問する回数にノルマを設けて管理したほうがよさそうです。スーパーや書店が特に売りたい商品は、一箇所にたくさん積んでおくのではなくて、複数の場所に小分けにして積んでおいたほうが顧客の目に触れる回数が増えるのでよいという考え方もあるでしょう。
喫茶店でアルバイトをしている女性に恋をした青年であれば、長時間居座ってたくさんの注文をするよりも、毎回コーヒーしか注文しなくとも頻繁にお店を訪れたほうが女性の記憶に残りやすい・・・かもしれません(笑)。
お気づきだとは思いますが、メルマガやニュースレターがマーケティング・ツールとして広く利用されている理論的な背景は、ここにあります。
余談ですが、これらの理論をベースにすれば、世界的な成功を収めているRPGファイナルファンタジー・シリーズも、VII(セブン)がシリーズで最も売れたのは、なんだか偶然でもないような気がしますね(笑)。
-------------------------------------------------------------------
なるほど。日本や欧米で「7」が「ラッキー」なのは、このような心理学的な裏づけがあったからこそ。広告戦略上、大きな花火よりも小さく控えめな花火を数多く打つことが重要ともいえます。
H/nakano
売上伸ばす「単純接触効果」に使えるノベルティといえば、メモ帳やカレンダーなどのデスクトップユーティリティでしょう。なんといっても毎日、仕事で目にしますから。
今回は、そんな単純接触効果が有効なデスクトップユーティリティをご紹介します!
※酒井穣氏の著書はアマゾンで購入できるとのことです
以下引用
接触回数と好感度の関係について
http://nedwlt.exblog.jp/10632574/
社会心理学者のザイオンス教授(スタンフォード大)の研究に、人間の好感度に関する有名なものがあります。被験者に、単語や顔写真、幾何学図形などを見せて、それを見たり聞いたりした回数と好感度の関係を調べたものです。
この結果は「人間の、ある対象への好感度は、その対象との接触回数に依存する」というものでした。専門的にはこれを単純接触効果(mere exposure effect)と言い、日本では俗に「ザイオンス効果」とも呼ばれます。
ラジオやテレビなどで何度も繰り返し聞いた曲を好きになってしまった経験は誰にでもあるでしょう。「住めば都」というように、引っ越してきたときは嫌な印象があった地域でも、慣れてしまえば好きになってしまうのも、この理論で説明がつきます。子供が、隣の席に座っている異性のことを好きになったりするのも、同じ理屈で説明できそうです。
さらにこの効果は、人間がその対象を意識的に認知していなくとも発生するとのことで、マーケティングの文脈では、顧客の無意識への働きかけを考えるときに避けて通れない理論です。
このザイオンス効果を理論的なベースとして、広告業界で経験的に語られているのが「セブンヒッツ理論」です。これは顧客と商品(または商品に関する情報)の接触回数が3回を超えると顧客が商品の存在を認知し、7回で商品を手にとり購買を検討するというものです。
広告や宣伝を打つ回数に関する理論として参照できるのはもちろんですが、それだけではありません。例えば営業マンであれば、客先に滞在する時間ではなくて、客先を訪問する回数にノルマを設けて管理したほうがよさそうです。スーパーや書店が特に売りたい商品は、一箇所にたくさん積んでおくのではなくて、複数の場所に小分けにして積んでおいたほうが顧客の目に触れる回数が増えるのでよいという考え方もあるでしょう。
喫茶店でアルバイトをしている女性に恋をした青年であれば、長時間居座ってたくさんの注文をするよりも、毎回コーヒーしか注文しなくとも頻繁にお店を訪れたほうが女性の記憶に残りやすい・・・かもしれません(笑)。
お気づきだとは思いますが、メルマガやニュースレターがマーケティング・ツールとして広く利用されている理論的な背景は、ここにあります。
余談ですが、これらの理論をベースにすれば、世界的な成功を収めているRPGファイナルファンタジー・シリーズも、VII(セブン)がシリーズで最も売れたのは、なんだか偶然でもないような気がしますね(笑)。
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なるほど。日本や欧米で「7」が「ラッキー」なのは、このような心理学的な裏づけがあったからこそ。広告戦略上、大きな花火よりも小さく控えめな花火を数多く打つことが重要ともいえます。
H/nakano
売上伸ばす「単純接触効果」に使えるノベルティといえば、メモ帳やカレンダーなどのデスクトップユーティリティでしょう。なんといっても毎日、仕事で目にしますから。
今回は、そんな単純接触効果が有効なデスクトップユーティリティをご紹介します!
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