販促レポート

2016/08/24 仕事術ハック

伝わる企画書で成績アップ、読み手を納得させる文章の工夫

意気込んで企画書を作ったのに、いまいちな評価・・・。そんな経験はありませんか?ついついデザインや体裁ばかりを気にしちゃいますが、分かりにくく伝わらない内容なら本末転倒です。今回は、読みやすい企画書を作るために必要な、文章ルールをご紹介します。

見やすいだけではダメ、分かりやすい文章を意識しよう
伝わる企画書で業績アップ、読み手を納得させる文章の工夫

企画書を書く時は、まずどこから着手しますか?
最初から、全体のデザインやフォントサイズを気にしていませんか?しかし企画書で最も大切なのはまず中身、「何を伝えたいか」です。ここが完成しないうちに、別の要素に時間をとられると本末転倒な結果となります。つい気を取られてしまう典型的な例が以下のような要素です。

  • 企画書の全体デザイン
  • フォント
  • 言い回し言葉じり
  • 確証のある裏付けデータ

以上の要素は、企画書で伝えたいことがあった上で考えるものです。
ついつい、見せる相手を意識して、デザインを良くしよう、参照データを多くしようと考えがちです。

しかし、企画書の原点に立ち返れば、「相手が採用したい企画案を考えること」であり、「企画が妥当であるか」や「相手に分かりやすく説明すること」であるのです。


ダメな企画書でよく使われる間違った書き方・言い回し
伝わる企画書で業績アップ、読み手を納得させる文章の工夫

具体的にダメな企画書は、一体どのような書き方がされているのでしょうか。その代表例がこちら、心当たりがある方は要注意です。

遠回しな表現が多く言いたいことが分からない
カッコイイ言い方をしたいという気持ちから、「物の例え」や「四字熟語」を多用しがちですが、企画書にこういった表現は不向きです。言いたいことがストレートに伝わらず、婉曲的な表現になり逆に分かりにくくなってしまうからです。

専門用語、難解な言葉を多用している
例えば、「ICT」「CVR」などの専門用語は、相手が業界に精通していない限り、使用を控えるのが得策です。また、「諧謔(かいぎゃく)」「静謐(せいひつ)」といった難解な言葉も、相手に伝わらない可能性が高いので易しい言葉に置き換えるべきです。

表現の誤用がある
よくありがちなのが、「一番最初」「違和感を感じる」といった表現。こういった誤用があるだけで、伝えたいことが伝わらなくなり、「この人大丈夫かな」と信用を下げてしまう可能性もでてきます。表現に自信がないのであれば事前に調べることが大切です。


分かりやすい企画書を作る上で、大切な書き方・言い回し
伝わる企画書で業績アップ、読み手を納得させる文章の工夫

ここまで、ダメな企画書によくありがちな事例について紹介しました。では、反対に読みやすく分かりやすい企画書は、どのような「書き方」や「言い回し」が使われているのでしょう。それは以下の4つに集約されます。

「縁語接近」を意識し、混乱を生む表現を回避する
縁語接近とは、修飾する言葉と修飾される言葉を近づけるルールのことを指します。例えば、「迅速な企業によるクレームへの対応」(正しくは「企業によるクレームへの迅速な対応」)が良い例で、この場合、クレーム対応が迅速であることを伝えたいのに、企業が迅速というニュアンスに聞こえます。

正式名称を心がける
正式名称は、「iPhone(Pだけ大文字)」のように、商品名や企業名において重要です。例えば、取引先の商品名の正式名称を誤記することでトラブルに発展する、信用を失うということは十分にあり得ますので、商品名やサービス名を書く際には、十分留意しましょう。

裏付けがとれない場合は「推定表現」で説明する
確証となるデータや資料が見つからなくて裏付けがとれない場合には「推定表現」を使うのが適切です。確かに、全て「断定表現」をすれば、説得力が増すかもしれませんが、余計なトラブルや誤解を招く可能性があるため、控えた方が得策でしょう。

適度に「ひらがな」を入れて読みやすくする
漢字とひらがなのバランスで読みやすさが決まります。漢字ばかりでは、堅苦しく読みにくい企画書になってしまいます。例えば、「事→こと」、「出来る→できる」、「分かり易い→分かりやすい」と書き直すだけで、穏やかな印象でより読みやすくなります。


いかがでしたでしょうか。
企画書は、デザインや見た目よりも内容が重要であり、さらにその内容がいかに相手に伝わるかが重要です。読み手を納得させる文章使いを意識して、伝わる企画書で業績アップを目指してください。


<ライタープロフィール>
担当ライター:ryusuke
大手広告代理店にて、顧客である百貨店や出版社のリスティング広告運用を担当。その後独立、広告代理店で培ったSEOやデータ分析の知見を活かし、個人メディアを運営する傍らフリーのWebライターとして活動中。執筆テーマは、グルメ関連やビジネス関連など、その他様々な分野のコラムや解説を得意とします。
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