販促レポート

2018/09/19 IT技術テク

検索順位に影響を与える「ネガティブSEO」とは?よくある手口と対処法

ある日突然訪れる、検索順位の下落やアクセス減少。Webを起点に集客や販促を構築している場合、その損失は計り知れません。アクセス減少には様々な要因がありますが、その中でもネガティブSEOに焦点を絞り、対処法を考察していきます。

ネガティブSEOとは?
検索順位に影響を与える「ネガティブSEO」とは?よくある手口と対処法

ネガティブSEOとは、検索上位表示を目指す本来の「SEO対策」の逆を行く施策で、ライバルや競合サイトの検索順位を意図的に下げる手法のことを指します。

ネガティブSEOという手法が出始めたのは2012年4月頃で、「ペンギンアップデート」の実施以降と言われています。検索ユーザーを欺く、意味のない「低品質なWEBサイト」や、大量のリンクが貼られた「過剰SEOサイト」を締め出すことを目的としたペンギンアップデート。これにより、ユーザーにとって価値のあるサイトが検索上位に表示されるようになり、一件落着かと思われました。

しかし一方で、故意に「低品質なリンクを大量に送る」ことで、競合サイトの検索順位を意図的に下げるといった「ネガティブSEO」も同時に可能になってしまいました。事態を重く見たGoogle側でも、「リンク否認」といったツールを提供し防止策を立てていますが、ネガティブSEOによる被害は後を断ちません。


ネガティブSEOの具体的な手口
検索順位に影響を与える「ネガティブSEO」とは?よくある手口と対処法

まっとうなサービスを展開する事業者にとって、厄介なネガティブSEO。ここではその具体的な手口について紹介します。

大量のコピーサイトを構築する
最もわかりやすい例の一つが、コピーサイトの構築です。コンテンツが重複している場合、Googleは一方を「真」、もう一方を「偽」と判断するため、どちらか一つは検索結果から除外されます。公開日が古いものが優先されるようになっていますが、何らかの要因で「真」のサイトが検索結果から除外されることもあります。

低品質な被リンクを送る
隠しリンクや隠しテキストを使用したページや、低品質ページなど、ペナルティや低評価とされるサイトからのリンクを大量に送る手法です。ペンギンアップデート以降、リンクによる検索順位の操作はGoogleからの評価を大きく下げる要因。大量の不正リンクが発覚した場合、手動ペナルティや検索結果から抹消されることもあります。

サーバーをダウンさせる
DoS攻撃・DDoS攻撃によって、大量にアクセスしてサーバーダウンさせる方法。サーバーダウンしてアクセスできなければ、ユーザービリティが下がるため、結果的に検索順位が落ちます。ただし、数日単位でのサーバーダウンでは大きな順位変化はないため、長期間にわたってサーバーダウンしない限りは警戒しなくても良いとされています。


ネガティブSEOの影響を受けているか確認する方法
検索順位に影響を与える「ネガティブSEO」とは?よくある手口と対処法

ここでは、ネガティブSEOの影響を受けているか確認する方法についてご紹介します。検索順位が急激に下がったという場合は、以下の方法で確認してみましょう。

不正な被リンクがないか確認する
Google Search Consoleの[検索トラフィック]の[サイトへのリンク]から被リンクの一覧を見ることができます。ただし、これでは全て把握することはできないので、「hanasakigani.jp」などの無料ツールなどを組み合わせて分析するのが良いです。

コピーサイトの有無を確認する
コピーサイトを一つ一つチェックしていくのは骨が折れます。類似ページを分析できる無料ツール「sujiko.jp」か、Google検索結果URLの末尾に「&filter=0」を追加し、再検索する方法でもコピーサイトの有無を確認できます。

コメントスパムを確認する
コメント欄には大量のスパムコメントが投下されることがあります。特に必要なければコメント欄は閉じておきましょう。もし、コメント欄を開いておく必要がある場合は、WordPressプラグイン「AKismet」を使ってスパムコメントをブロックしましょう。

インデックスステータスを確認する
インデックスステータスが急増している場合は、サイト内検索に対してスパムリンクをつけられている可能性が高いです。「site:ホームページのURL」で検索して、無関係のサイトが表示されていれば、サイト内検索結果にGoogleがクロールしないようにrobots.txtでブロックしましょう。


ネガティブSEOの被害に遭った場合の対処法
検索順位に影響を与える「ネガティブSEO」とは?よくある手口と対処法

最後に、ネガティブSEOの対処法についてご紹介します。被害状況と照らし合わせて、適切なものを試していきましょう。

Googleに「フィッシング攻撃への対策と報告」を送信する
コピーサイトをフィッシングサイトとして報告する方法です。難点は、一つずつ申請が必要なことと、申請したからといって、必ずしも対応されるとは限らないことです。効果がなかった場合、次の項目「リンクの否認」を試してみましょう。
参照:フィッシング詐欺の報告

リンクの否認を使う
まずサイト管理者にリンク削除の連絡をしましょう。それでも解決しなければ、「リンクの否認」を行います。もし良質なリンクであった場合、逆に検索順位を下げてしまうので乱用は厳禁。明らかにスパムリンクと判別できるものだけ否認しましょう。
参照:リンクの否認

著作権侵害(DMCA)の申し立てを行う
コピーサイトが作られてしまった場合はこの手段を使いましょう。ただし、DMCAの申請をしたからといって、必ずしも対応してもらえるわけではありません。コピーサイトのURLを提示する必要があるので、事前にコピーサイトを調べておきましょう。
参照:著作権侵害による削除

コピーサイトをIPアドレスで遮断する
コピーサイトは※スクレイピングで構築されているケースが多いです。IPアドレスごと遮断すれば、コピーされる確率が下がります。「aguse」を使うとIPアドレスを調べることができます。IPアドレスで遮断する方法は、各サーバー会社のHPを参照してみてください。
※スクレイピング・・・ウェブサイトから情報を抽出するコンピュータソフトウェア技術のこと。


いかがでしたか。
ネガティブSEOは起こってから対処することはできますが、未然に防ぐことができません。なにより大切なことは、日々良質なサイト・コンテンツにしていくことを怠らないこと、エラーがないか定期的にサイトを監視・チェックすることです。ぜひ本日のコラムを参考にしてみてください。


<ライタープロフィール>
担当ライター:ryusuke
Web集客の専門家。大手広告代理店にて、百貨店や出版社のリスティング広告運用を担当。その後独立、広告代理店で培ったSEOやデータ分析の知見を活かし、個人メディアを運営する傍らフリーのコンテンツライターとして活動中。執筆テーマは、集客やマーケティングなどビジネス関連、グルメや音楽関連を得意とします。
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