販促レポート
2018/02/09 Excel小技
<エクセル> 支払条件から入金日を自動で計算する便利ワザ
毎月発生する経理処理。特に入金予定日や支払予定日の管理は手間なだけでなく、円滑な取引きを維持するうえで、ウッカリは許されません。実は、エクセルのある機能を使えば、この作業を自動化することができます。
入金予定日や支払予定日の管理は正確さが必要
入金予定日や支払予定日の管理は、正確さが必要でミスは許されません。
数が少なければ手作業での入力でも良いですが、多ければ作業量も増えミスが起こりやすくなります。特に請求関係の認識のズレは、経営環境に大きな影響を与えトラブルに発展することもあり慎重さが求められます。貰える売上が貰えなかったり、支払うべきものを支払わなかったりなど、企業間取引の場合はウッカリで済まされません。
そこで活用できるのが、今回紹介する「DATE関数」です。
この関数を使えば、カレンダーをいちいち確認すること無く入金予定日を自動で入力することが可能になります。次段以降でその方法をご紹介します。
月末締め翌月末支払いで計算する場合
このように、クライアント毎に請求条件が異なっている場合、手動で入力するとミスをしやすくなります。
そこで活用できるのが「DATE関数」です。この関数を使えば、例えば、(2017年+1/11月-1/5日-3)といったように、年月日の数値を別々に四則演算することができます。この法則に当てはめれば、このような関数になります。
しかし、これだと入金月が「30日までしかない月」だった場合、31日は存在しないため、翌々月初で計算されてしまいます。(※本来なら、4月30日)
末日は月によって変動するため、足し算で算出するのは困難です。そこで、翌々月の1日(しょにち)-1と計算しましょう。つまりこの場合、売上日が3月26日で入金日は4月30日なので、5月1日-1と考えることができます。初日の1日はどの月も変わらないので、同じ条件で計算が可能になります。「翌々月の1日-1」で末日を算出する関数はこのようになります。
セルの右下の[+]を摘み下へ引き下ろし、数式を連続コピー。これであっという間に入金日を入力できました。
応用編 25日締め翌月末支払いで計算する場合
25日締めもよくあるケースなので、あわせて紹介したいと思います。こちらの場合、25日前は翌月末、25日以降は翌々月末と少々ややこしいです。条件が分岐しているので、IF関数を使います。関数は以下の通り。
セルの右下の[+]を摘み下へ引き下ろし、数式を連続コピー。25日以前、以後のもので入金日がきちんと反映されていますね。
いかがでしたでしょうか。
請求書作成は、毎月発生する業務。自動化して工程を簡略化・効率化すれば、ミスを防くだけでなく大幅な作業時間の短縮にもつながります。ぜひ、周りで知らない方がいたら教えてあげてください。
※Excel2013(Windows版)で操作しています。
※Excel2013以外のバージョンだと、項目名が異なる場合があるのでご注意ください。
※画像キャプチャに記載されている内容は架空のデータです。
<ライタープロフィール>
入金予定日や支払予定日の管理は、正確さが必要でミスは許されません。
数が少なければ手作業での入力でも良いですが、多ければ作業量も増えミスが起こりやすくなります。特に請求関係の認識のズレは、経営環境に大きな影響を与えトラブルに発展することもあり慎重さが求められます。貰える売上が貰えなかったり、支払うべきものを支払わなかったりなど、企業間取引の場合はウッカリで済まされません。
そこで活用できるのが、今回紹介する「DATE関数」です。
この関数を使えば、カレンダーをいちいち確認すること無く入金予定日を自動で入力することが可能になります。次段以降でその方法をご紹介します。
月末締め翌月末支払いで計算する場合
このように、クライアント毎に請求条件が異なっている場合、手動で入力するとミスをしやすくなります。
そこで活用できるのが「DATE関数」です。この関数を使えば、例えば、(2017年+1/11月-1/5日-3)といったように、年月日の数値を別々に四則演算することができます。この法則に当てはめれば、このような関数になります。
=DATE(YEAR(C3),MONTH(C3)+1,31)
しかし、これだと入金月が「30日までしかない月」だった場合、31日は存在しないため、翌々月初で計算されてしまいます。(※本来なら、4月30日)
末日は月によって変動するため、足し算で算出するのは困難です。そこで、翌々月の1日(しょにち)-1と計算しましょう。つまりこの場合、売上日が3月26日で入金日は4月30日なので、5月1日-1と考えることができます。初日の1日はどの月も変わらないので、同じ条件で計算が可能になります。「翌々月の1日-1」で末日を算出する関数はこのようになります。
=DATE(YEAR(C3),MONTH(C3)+2,1)-1
セルの右下の[+]を摘み下へ引き下ろし、数式を連続コピー。これであっという間に入金日を入力できました。
応用編 25日締め翌月末支払いで計算する場合
25日締めもよくあるケースなので、あわせて紹介したいと思います。こちらの場合、25日前は翌月末、25日以降は翌々月末と少々ややこしいです。条件が分岐しているので、IF関数を使います。関数は以下の通り。
=IF(DAY(C8)<=25,DATE(YEAR(C8),MONTH(C8)+2,1)-1,DATE(YEAR(C8),MONTH(C8)+3,1)-1)
セルの右下の[+]を摘み下へ引き下ろし、数式を連続コピー。25日以前、以後のもので入金日がきちんと反映されていますね。
いかがでしたでしょうか。
請求書作成は、毎月発生する業務。自動化して工程を簡略化・効率化すれば、ミスを防くだけでなく大幅な作業時間の短縮にもつながります。ぜひ、周りで知らない方がいたら教えてあげてください。
※Excel2013(Windows版)で操作しています。
※Excel2013以外のバージョンだと、項目名が異なる場合があるのでご注意ください。
※画像キャプチャに記載されている内容は架空のデータです。
<ライタープロフィール>
担当ライター:ryusuke
WordPressサイト制作/Web集客の専門家。大手広告代理店にて、百貨店や出版社のリスティング広告運用を担当。その後独立、広告代理店で培ったSEOやデータ分析の知見を活かし、個人メディアを運営する傍らフリーのコンテンツライターとして活動中。執筆テーマは、集客やマーケティングなどビジネス関連、グルメや音楽関連。
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