販促レポート
2017/04/19 仕事術ハック
失敗を許しミスを責めない、信頼される上司に共通する特徴とは
実績が振るわないなど、部下のミスばかりを責めてませんか。叱責の結果、部下を萎縮させるようでは良い結果を得られません。失敗を許し次にどう繋げるか...を考えるのが上司であるあなたの役目。今回は、信頼される上司に共通する特徴をご紹介。
部下の士気が下がる原因は、失敗への叱責

失敗をすれば、正しいやり方や方法を指導するのは上司の大切な役目。しかし、失敗を叱責したり怒ったりすることはあまり賢明ではありません。なぜなら、失敗を叱責することで、人によっては仕事のパフォーマンスに支障が出たり、やる気が削がれたりと、結果的にチーム全体の業務効率を下げてしまう可能性があるからです。
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会が実施した「怒りの感情が業務に及ぼす影響」という調査によれば、以下のような結果が出ています。
この調査結果にもある通り、失敗の内容にかかわらず、怒ることは部下の仕事の能率を下げてしまうだけでなく、部下との信頼関係にも大きな亀裂を生む可能性があります。
失敗はなぜ起きたかと、つい部下に追求をしてしまいがちですが、そんな追求は無意味。なぜなら、失敗の本当の原因は当事者が一番よく知っているはずだからです。
上司がまずやるべきは、部下の失敗を許し、失敗を今後どう次につなげていくかを一緒に考えること。そして、次の機会を与え、心の余裕を持たすため「失敗を気にするな」と励ますことです。それが結果的に、部下の士気を高め、信頼関係を高めることに繋がっていくでしょう。
失敗を許せない人にありがちなパターン

前段では、失敗を許さず叱責することは、結果的に部下の仕事のパフォーマンスを下げてしまうという話をしました。ここでは、失敗を許せない人にありがちなパターンを3つご紹介します。心当たりのある人は、気をつけましょう。
基本的に部下に原因があると考えている
部下が確認しないから、部下の作業ミスだからと、全て部下の責任にしてしまうパターンです。失敗の原因は、部下だけでなく仕事を任せた上司にもあるでしょう。率先して部下の仕事の進捗確認をする、仕事で失敗をしないようにマニュアルを作るなど、未然に失敗を防ぐ努力はできるはずです。
他人も自分と同じ能力や感覚であると思い込んでいる
自分と同じ能力と成長速度を持っていると思い込んでいるパターンです。特に、優秀な人にありがちです。もちろん、人は能力、成長速度や向き不向きは千差万別。どれ一人とっても同じということはありません。自分基準になっているから苛立ちを覚えてしまうのです。
自分の時間が奪われることに我慢ならない
なぜ、自分の貴重な時間を部下の失敗やミスの対応に割かないといけないんだと思い、つい部下を叱責してしまうパターンです。多忙で常に仕事に追われている人に多いです。しかし、本来は部下の管理はその人の業務で、大切な業務の一つです。
信頼される上司に共通する5つの特徴

失敗を許す寛大な心を持ち、信頼される上司になるには、一体どのようなポイントに気をつければよいのでしょうか?それが以下の5つになります。
1.自分にも非がなかったか振り返る
自分の行動や振る舞いに問題はなかったか改めて考えてみましょう。仕事の依頼の仕方は雑ではなかったか、部下の疑問に対して的確に答えられていたか、振り返ってみれば、自分にもどこか落ち度があるはずです。悪かった部分は素直に反省しましょう。
2.新米の頃の自分と比較して考えてみる
部下は自分よりも経験が浅いことがほとんど。あなたも様々な失敗や経験を重ねて今があるはずです。自分が通ってきた過程で同じようなことがなかったか振り返ってみましょう。今の自分と比べるから許せなくなるのです。新米の頃の自分と比較しましょう。
3.過剰に期待しない
人に過剰に期待するから、反動で失望し部下の失敗が許せなくなるのです。人に期待をしないのは悪いことではありません。そもそも、過剰な期待は部下にプレッシャーを与える要因にもなります。部下へ過剰な期待をせず、冷静に成長を見守りましょう。
4.失敗すること=怠けていると決めつけない
失敗に至るには、様々な事情や理由があります。全ての失敗が怠けからくるとは限りません。「体調が芳しくなかった」、「手順を間違えた」だけかもしれません。最初から怠けていると決めつけなければ、少しは許せないという気持ちを抑えられるかもしれません。
5.失敗を前提に考える
失敗を許せないのは、それが起こることを前提に考えられていないからです。あらゆる失敗の可能性を考えて仕事をしていれば、頭に来ることも狼狽することも減るでしょう。気をつけていても、失敗は必ず起こるもの。そういうものだと腹をくくりましょう。
いかがでしたでしょうか。つい部下の失敗を許せずに責めたくなってしまう気持ちもわかります。しかし、失敗を叱責すれば、部下の仕事のパフォーマンスを下げることになり、良い結果にはつながりません。今日、紹介した失敗を許す上で大切なポイントを実践し、部下と良好な関係を作っていきましょう。ぜひ、参考にしてもらえれば幸いです。
<ライタープロフィール>

失敗をすれば、正しいやり方や方法を指導するのは上司の大切な役目。しかし、失敗を叱責したり怒ったりすることはあまり賢明ではありません。なぜなら、失敗を叱責することで、人によっては仕事のパフォーマンスに支障が出たり、やる気が削がれたりと、結果的にチーム全体の業務効率を下げてしまう可能性があるからです。
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会が実施した「怒りの感情が業務に及ぼす影響」という調査によれば、以下のような結果が出ています。
【「怒った(怒られた)こと」とパワハラの関係性について】
怒られた部下が上司に対して「パワハラだと感じる」のは53.8%。一方、怒った側が「パワハラだと感じている」のはわずか16.7%。3倍以上の認識のズレが!
【怒った(怒られた)後の上司と部下の関係性について】
怒られた部下の多くは、その後「業務に支障をきたす」が、怒った側の上司の58.7%は、「特になんとも思っていない」!
【怒った(怒られた)後の感情の継続期間について】
怒った後の感情の継続期間に明確な差!怒られた部下の、5人に1人が1年以上引きずっている!さらに、関係が回復したのは僅か7.6%! 76.9%は昔の関係に戻っていない。
引用:一般社団法人日本アンガーマネジメント協会
この調査結果にもある通り、失敗の内容にかかわらず、怒ることは部下の仕事の能率を下げてしまうだけでなく、部下との信頼関係にも大きな亀裂を生む可能性があります。
失敗はなぜ起きたかと、つい部下に追求をしてしまいがちですが、そんな追求は無意味。なぜなら、失敗の本当の原因は当事者が一番よく知っているはずだからです。
上司がまずやるべきは、部下の失敗を許し、失敗を今後どう次につなげていくかを一緒に考えること。そして、次の機会を与え、心の余裕を持たすため「失敗を気にするな」と励ますことです。それが結果的に、部下の士気を高め、信頼関係を高めることに繋がっていくでしょう。
失敗を許せない人にありがちなパターン

前段では、失敗を許さず叱責することは、結果的に部下の仕事のパフォーマンスを下げてしまうという話をしました。ここでは、失敗を許せない人にありがちなパターンを3つご紹介します。心当たりのある人は、気をつけましょう。
基本的に部下に原因があると考えている
部下が確認しないから、部下の作業ミスだからと、全て部下の責任にしてしまうパターンです。失敗の原因は、部下だけでなく仕事を任せた上司にもあるでしょう。率先して部下の仕事の進捗確認をする、仕事で失敗をしないようにマニュアルを作るなど、未然に失敗を防ぐ努力はできるはずです。
他人も自分と同じ能力や感覚であると思い込んでいる
自分と同じ能力と成長速度を持っていると思い込んでいるパターンです。特に、優秀な人にありがちです。もちろん、人は能力、成長速度や向き不向きは千差万別。どれ一人とっても同じということはありません。自分基準になっているから苛立ちを覚えてしまうのです。
自分の時間が奪われることに我慢ならない
なぜ、自分の貴重な時間を部下の失敗やミスの対応に割かないといけないんだと思い、つい部下を叱責してしまうパターンです。多忙で常に仕事に追われている人に多いです。しかし、本来は部下の管理はその人の業務で、大切な業務の一つです。
信頼される上司に共通する5つの特徴

失敗を許す寛大な心を持ち、信頼される上司になるには、一体どのようなポイントに気をつければよいのでしょうか?それが以下の5つになります。
1.自分にも非がなかったか振り返る
自分の行動や振る舞いに問題はなかったか改めて考えてみましょう。仕事の依頼の仕方は雑ではなかったか、部下の疑問に対して的確に答えられていたか、振り返ってみれば、自分にもどこか落ち度があるはずです。悪かった部分は素直に反省しましょう。
2.新米の頃の自分と比較して考えてみる
部下は自分よりも経験が浅いことがほとんど。あなたも様々な失敗や経験を重ねて今があるはずです。自分が通ってきた過程で同じようなことがなかったか振り返ってみましょう。今の自分と比べるから許せなくなるのです。新米の頃の自分と比較しましょう。
3.過剰に期待しない
人に過剰に期待するから、反動で失望し部下の失敗が許せなくなるのです。人に期待をしないのは悪いことではありません。そもそも、過剰な期待は部下にプレッシャーを与える要因にもなります。部下へ過剰な期待をせず、冷静に成長を見守りましょう。
4.失敗すること=怠けていると決めつけない
失敗に至るには、様々な事情や理由があります。全ての失敗が怠けからくるとは限りません。「体調が芳しくなかった」、「手順を間違えた」だけかもしれません。最初から怠けていると決めつけなければ、少しは許せないという気持ちを抑えられるかもしれません。
5.失敗を前提に考える
失敗を許せないのは、それが起こることを前提に考えられていないからです。あらゆる失敗の可能性を考えて仕事をしていれば、頭に来ることも狼狽することも減るでしょう。気をつけていても、失敗は必ず起こるもの。そういうものだと腹をくくりましょう。
いかがでしたでしょうか。つい部下の失敗を許せずに責めたくなってしまう気持ちもわかります。しかし、失敗を叱責すれば、部下の仕事のパフォーマンスを下げることになり、良い結果にはつながりません。今日、紹介した失敗を許す上で大切なポイントを実践し、部下と良好な関係を作っていきましょう。ぜひ、参考にしてもらえれば幸いです。
<ライタープロフィール>
担当ライター:ryusuke
Web集客の専門家。大手広告代理店にて、百貨店や出版社のリスティング広告運用を担当。その後独立、広告代理店で培ったSEOやデータ分析の知見を活かし、個人メディアを運営する傍らフリーのコンテンツライターとして活動中。執筆テーマは、集客やマーケティングなどビジネス関連、グルメや音楽関連を得意とします。
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