販促レポート
2015/09/30 仕事術ハック
最新iPhone(iOS9)の広告ブロック問題についてまとめてみた
9月25日(金)、ついにiPhone6s/iPhone6s Plusがアップル直営店より発売されました。標準ブラウザ「サファリ」には、発売前からグーグルアドセンス広告がブロックされる、グーグルアナリティクスの計測さえもブロックする恐れがある、など様々な憶測が飛び交いました。
iPhone6s/iPhone6s Plus発売前に広告ブロック機能の噂が飛び交う

画像ソース:アップル公式サイト
発売前から、iPhone6s/ iPhone6s Plusの機能について様々なメディアが話題に取り上げていました。特筆すべきは、Safariブラウザでサイトをブラウジングする際にアドセンス広告を非表示にできる機能が実装されるという話です。
ただし、Google Chrome等の他ブラウザやFacebookといったアプリ内でのブラウジングにおいては影響はないようです。しかし、日本でiPhoneの使用率は6割を超えているため、国内のWEBサイト運営事業者にとっては大打撃を与える可能性を秘めた発表といえるかもしれません。
さらにこれに加えて、サイトの解析・分析ができる「Google Analytics」の計測を不能にすることもあるそうです。多くのWEBサイト運営事業者が利用する分析ツールだけに大打撃を与えかねません。
アプリを利用して任意で広告をブロックできるようになった
実際に発売されたものを見てみると、デフォルトで「コンテンツブロッカー」という広告ブロック機能が実装されていました。
ただし、単一では機能せずにApp Storeから該当のアプリをインストールする必要があり、任意での設定となっていました。またブロックするのもSafariブラウザでの広告のみでアプリ経由、他ブラウザ経由での閲覧において影響はありませんでした。
なぜ広告をブロックするアプリが普及しているのか
サイト内に広告があるだけで、読み込みの速度が遅くなる可能性があるためです。
広告をブロックするアプリを利用すれば、スムーズなブラウジングが実現できます。またアプリによっては検索結果に出るリスティング広告が表示されなくなるため、検索におけるスピードも格段に上がります。確かにユーザビリティは向上したかもしれません。
広告主向けに有料で広告を「表示させる」プランを設けるアプリも

画像ソース:itunesプレビュー(Crystal - Block Ads, Browse Faster.)
広告をブロックできるアプリ「Crystal」は、広告主向けに有料で広告を「表示させる」プランを開始しました。
「Crystal」は日本国内の有料アプリダウンロードランキングに入っているほどの人気ぶり。メディア運営者やブロガーなどには大きな影響を与えることは間違いないでしょう。
広告ブロックがどれほどサイトの収益に影響を与えるのか
では果たして、このSafariブラウザの広告ブロックが収益にどれほどの影響を及ぼすのでしょうか。これについて書いている記事があったので、引用します。
とあるように、現在の広告ブロックは自らアプリをインストールし、かつ設定をするという作業が必要になるため、もともと広告をクリックする可能性の低いインターネットリテラシーの高いユーザー層がダウンロードしている割合が高いです。
アプリやiPhone、テクニカル系のメディア・ブログにとって影響は懸念されますが、一般的な内容を取り上げているメディアの場合は、さほどの影響がないと言って良いかもしれません。しかし、今後この広告ブロックが基本機能となりうる可能性は大いにあるので、メディア運営者は運用型広告やクリック課金型広告以外でのマネタイズも視野に入れて今後の運営方針を考えていく必要があります
サイト運営者は今後どうすればよいのか?
今回はテスト的な導入ですが、今後のiOSのアップデートの際にはデフォルトで実装される可能性もあります。この広告ブロックに関する記事は多数書かれていますが、統一して書かれていることは「よりユーザビリティの高いサイトで、より良質なコンテンツを発信し続けること」です。
ただこれは良い機会と見てとれるかもしれません。良質・悪質のサイトがひしめく中で無名の個人でも優良なコンテンツを発信し続けていれば、正当な評価を受けられより集客力を持ったサイトにすることができるということです。今後のiPhoneの機能発表には注目していきたいところです。
<ライタープロフィール>

画像ソース:アップル公式サイト
発売前から、iPhone6s/ iPhone6s Plusの機能について様々なメディアが話題に取り上げていました。特筆すべきは、Safariブラウザでサイトをブラウジングする際にアドセンス広告を非表示にできる機能が実装されるという話です。
ただし、Google Chrome等の他ブラウザやFacebookといったアプリ内でのブラウジングにおいては影響はないようです。しかし、日本でiPhoneの使用率は6割を超えているため、国内のWEBサイト運営事業者にとっては大打撃を与える可能性を秘めた発表といえるかもしれません。
さらにこれに加えて、サイトの解析・分析ができる「Google Analytics」の計測を不能にすることもあるそうです。多くのWEBサイト運営事業者が利用する分析ツールだけに大打撃を与えかねません。
アプリを利用して任意で広告をブロックできるようになった
実際に発売されたものを見てみると、デフォルトで「コンテンツブロッカー」という広告ブロック機能が実装されていました。
ただし、単一では機能せずにApp Storeから該当のアプリをインストールする必要があり、任意での設定となっていました。またブロックするのもSafariブラウザでの広告のみでアプリ経由、他ブラウザ経由での閲覧において影響はありませんでした。
なぜ広告をブロックするアプリが普及しているのか
サイト内に広告があるだけで、読み込みの速度が遅くなる可能性があるためです。
広告をブロックするアプリを利用すれば、スムーズなブラウジングが実現できます。またアプリによっては検索結果に出るリスティング広告が表示されなくなるため、検索におけるスピードも格段に上がります。確かにユーザビリティは向上したかもしれません。
広告主向けに有料で広告を「表示させる」プランを設けるアプリも

画像ソース:itunesプレビュー(Crystal - Block Ads, Browse Faster.)
広告をブロックできるアプリ「Crystal」は、広告主向けに有料で広告を「表示させる」プランを開始しました。
「Crystal」は日本国内の有料アプリダウンロードランキングに入っているほどの人気ぶり。メディア運営者やブロガーなどには大きな影響を与えることは間違いないでしょう。
広告ブロックがどれほどサイトの収益に影響を与えるのか
では果たして、このSafariブラウザの広告ブロックが収益にどれほどの影響を及ぼすのでしょうか。これについて書いている記事があったので、引用します。
つまり、大所高所から見れば微々たるもの、というのはなんとなく分かります。一方で、この「微々たる」ところでメディアを運営していた人たちは、もしかしたら影響あるかもしれません。想像するに、アドネットワークに頼って毎月数十万円から数百万円ぐらいの広告費を受け取っていたようなブログメディアです。
ただ、これについても、アドブロックを導入するようなリテラシの高いユーザー層はそもそも広告をクリックしない方であり、余計なインプレッションが減って、CTR(クリック率)が改善する、という見方もあります。
これは元々アドブロックが発生してきた背景に、これまでの広告モデルが必要以上のインプレッションボリュームを要したことから広告嫌悪が生まれ、ブロックに繋がったという至極当然のフローがあったため、余分なインプレッションが淘汰される、という考え方に近いかもしれません。
引用元:モバイル広告ブロックがあまり売上に関係ないのでは、という話
とあるように、現在の広告ブロックは自らアプリをインストールし、かつ設定をするという作業が必要になるため、もともと広告をクリックする可能性の低いインターネットリテラシーの高いユーザー層がダウンロードしている割合が高いです。
アプリやiPhone、テクニカル系のメディア・ブログにとって影響は懸念されますが、一般的な内容を取り上げているメディアの場合は、さほどの影響がないと言って良いかもしれません。しかし、今後この広告ブロックが基本機能となりうる可能性は大いにあるので、メディア運営者は運用型広告やクリック課金型広告以外でのマネタイズも視野に入れて今後の運営方針を考えていく必要があります
サイト運営者は今後どうすればよいのか?
今回はテスト的な導入ですが、今後のiOSのアップデートの際にはデフォルトで実装される可能性もあります。この広告ブロックに関する記事は多数書かれていますが、統一して書かれていることは「よりユーザビリティの高いサイトで、より良質なコンテンツを発信し続けること」です。
ただこれは良い機会と見てとれるかもしれません。良質・悪質のサイトがひしめく中で無名の個人でも優良なコンテンツを発信し続けていれば、正当な評価を受けられより集客力を持ったサイトにすることができるということです。今後のiPhoneの機能発表には注目していきたいところです。
<ライタープロフィール>
担当ライター:ryusuke
大手広告代理店にて、顧客である百貨店や出版社のリスティング広告運用を担当。その後独立、広告代理店で培ったSEOやデータ分析の知見を活かし、個人メディアを運営する傍らフリーのWebライターとして活動中。執筆テーマは、グルメ関連やビジネス関連など、その他様々な分野のコラムや解説を得意とします。
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