販促レポート：教え上手になろう！伝わる教え方の重要ポイント5つ 【販促ノベルティ卸売りセンター】

春らしい日が続き、新スタッフの入社時期が近づいてきました。社員教育に際、忙しさのあまり「見て覚えて」とするケースが見られますが、残念ながらこの方法で仕事を覚えられる人はほとんどいません。

仕事ができるからといって「教え上手」とは限らない


仕事ができる人は「教えるのも上手い」だろう。
このような印象を抱きがちですが、これは大いなる誤解といっても良いでしょう。他人に何かを教える時に大切なことは、自分がなぜそのスキルや能力を習得できたのか、そのプロセスを「相手に分かるように」論理的に説明できることです。

優秀な人であっても、口下手なら上手く教えることは出来ませんし、また自分がなぜできたかを客観的に理解していなければ、的確に教えることはできません。

反対に仕事ができずに悩んだ経験のある人の方が、むしろ「教え上手」になれる可能性が高いです。仕事ができない人の気持ちに寄り添えるから、的確なアドバイスを出せるのです。

教えるスキルは、仕事に必要な能力やスキルに比べると軽視されがちですが、業務における大切なコミュニケーションの一つでもあり、教え方一つで組織がうまくいかなくなったり、業務効率が悪化したりすることもあります。

つまり、逆を返せば教え上手な人が増えるほど、仕事ができる人も増えて、業務も効率化し、結果的に売上もアップするという良い循環を作り出すことができます。


教え下手な経営者や管理者に見られる特徴


教え方が下手な人には、決まって共通して見られる特徴があります。当てはまるものが多い場合は、日頃の行動を見直してみましょう。

丸投げをする
これは有能な人に多いパターンです。今まで実践しながら覚えてきた自分の過去の経験に照らし合わせて、まず業務を与えて実践で覚えさせようとしますが、これでは知識やスキルは定着しません。なぜ失敗したのかもよく分からず、必要以上に自信を喪失させてしまう恐れもあります。

専門用語を使って説明する
日頃から使っている言葉かもしれませんが、知識やスキルがゼロの人にとっては全く理解できません。内容以前に用語の説明という枝葉末節の部分でつまづいてしまい、教えたいことがなかなか相手に伝わりません。

高圧的である
高圧的だと、どうしても「教える側ー教えられる側」という上下関係が出来上がってしまいます。すると、教えられる方もわからないことがあっても質問がしにくくなったり、指導側が間違っていたとしても指摘しにくくなります。



伝わる教え方の重要ポイント5つ


では、教え上手な人は日頃からどのようなこと意識しているのでしょうか？それは、以下の5つのポイントに集約されます。

質問しやすい雰囲気を作る
実は教えるのに最も重要なポイントはこれです。質問しにくい雰囲気だと、教えられている方は分かった振りをしてしまい、教えている方は理解していると誤認してしまいます。こうなってしまうとお互い時間の無駄になってしまいます。常にフラットな関係作りを意識しましょう。

理解度を把握する
教える相手が何を理解できていないのかを把握しましょう。前提知識がズレていると、教えたところで間違った理解をされてしまいます。MECEなどのフレームワークを使うとヌケモレが可視化されるのでおすすめです。教えて終わりにせず、教えた内容を説明してもらい、逐一ズレがないか確認しましょう。

相手が腹落ちする言葉や表現を使う
自分が分かりやすいと思う言葉や表現でも相手にとって分かりにくいこともあります。反応を見つつ、相手が腹落ちしない言葉は意識的に使わないようにしましょう。情景が想像できるよう、比喩表現や例えなどを使うのがおすすめです。

相手のテンポに合わせる
テンポ良く説明して欲しい人もいれば、丁寧に教えて欲しい人もいます。教えながら相手のテンポを把握して合わせていきましょう。ただし、テンポ（飲み込み）が早いからといって理解しているとは限らないのでそこは注意が必要です。

全体像を伝える
業務は、様々な要素が絡まって成り立っています。業務をスムーズに進めるコツやトラブル事例を伝えるのも大切ですが、なぜこの業務が必要なのか？なぜこういったトラブルが起こるのか？という背景を伝えることで、より理解が進みます。


いかがでしたか？
人に何かを教えるというのは、仕事をする時と一緒で「相手視点」がとても大切で、いかに「教えられる人」の立場にたてるかです。ぜひ、本日のコラムを参考に実践してみてください。

担当ライター：俵谷龍佑
WordPressサイト制作／Web集客の専門家。大手広告代理店にて、百貨店や出版社のリスティング広告運用を担当。その後独立、広告代理店で培ったSEOやデータ分析の知見を活かし、個人メディアを運営する傍らフリーのコンテンツライターとして活動中。執筆テーマは、集客やマーケティングなどビジネス関連、グルメや音楽関連。
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