販促レポート
2016/12/14 集客販促
売上を左右するお店の音楽、BGMで売り場を盛り上げよう
お店のファンを作る上で大事なのが「雰囲気」。居心地が悪いとなかなかファンは増えません。この雰囲気作りに欠かせないのがBGMです。BGMは、普段あまり意識しない要素ですが、実は人の心理に大きな影響を与えます。今日は、このBGMについて書いていきます。
音楽は人の心をプラスにもマイナスにも動かす

「音楽を流していた方が何となく良さそうだから」。そんなあいまいな理由でBGMを流していませんか?実は、BGMは使い方を間違えるとプラスどころか、マイナスの影響を与えてしまうことがあります。このことについては、エクスマを提唱するマーケター、藤村正宏氏がブログに書いた体験談が参考になります。
このエピソードで最も印象的なのは、場違いな音楽が流れていた(=違和感がある)ために、また来たいと思えなくなってしまったことです。本来は、このBGMも「お客さんを多く呼び込む」、「売上をアップさせる」といった目的のために流していたのだと思います。しかし、BGMが人にもたらす影響を正しく理解せずにただ何となく使ってしまうと、この例のようにマイナスな結果を生んでしまうのです。
昔は、BGMや最適な音響機器いった細部までこだわらなくても良かったのかもしれません。しかし昨今では、お客さんがインターネットで簡単に情報にアクセスでき、全国のお店や企業が探せるようになって、「細やかな差」が大きな決定的な差になってしまう時代になってしまいました。
さらに、お客さんの中には、口コミサイトでお店に関する辛辣な評価を書くかもしれません。「なんとなく居心地が悪い」という評価は絶対に避けなければいけないのです。そのためには、BGMを工夫するといったささいな工夫の積み重ねが大切になってくるのです。
BGMを使うと、具体的にどういったメリットがあるのか?

そもそも、BGMや適切な音響機器を使うとどんなメリットが得られるのでしょうか?それぞれ用途別にまとめてみました。
店内BGM/お客さんの購買意欲を高める
BGMを流すことでお客さんの購買意欲がアップするというのは、過去の様々な研究から明らかになっています。例えば、テキサス工科大学が行った「BGMと消費行動に関する研究」では、クラシック音楽が特にお客さんの購買意欲に大きな影響を与えるということを発表しています。
店外BGM/言葉が届かないお客さんにもアプローチできる
お客さんの呼び込みは、声が届く限られた範囲でしか行うことができません。しかし、店外BGMを使えば、遠い距離のお客さんにもアプローチできます。ただ、店外BGMの場合、音量によっては騒音になってイメージを下げる可能性もあるので、注意が必要です。
サイトBGM/お店の雰囲気やコンセプトを表現できる
ホームページやチラシに掲載した文章だけで雰囲気やコンセプトを伝えようとしても、なかなか明確に伝わりません。例えば、ホームページに店内の写真が見られるプレビューページと雰囲気にマッチしたBGMを用意するだけで、より鮮明にイメージさせることができます。
BGMや音響機器を活用する際におさえておきたいポイント5つ

では、具体的にBGMや音響機器を活用する際には、どのようなポイントに気をつければ良いのでしょうか?それは以下の5つのポイントです。
1.場所・時間帯にあわせてBGMを流す
BGMも場所や時間帯によって変えた方が良いでしょう。例えば、仕事帰りのサラリーマンが一人で食べに来る定食屋の場合、明るめの騒がしい音楽は、仕事で疲れている中ではやや耳障りと思われてしまうかもしれません。それよりはしっとりと落ち着けるジャズ等の音楽を流した方が良いでしょう。
2.お店のコンセプトにマッチしたBGMを流す
お店のコンセプトにマッチした曲を流しましょう。前段でも話したように、雰囲気やコンセプトとまるで異なるBGMを流せば居心地の悪さを作ってしまうからです。おしゃれなカフェなら「ジャズ」、元気が良いラーメン店なら「ヘビーメタル」など、コンセプトに合ったBGMを使いましょう。
3.耳に残る、お店独自のBGMを制作する
予算に余裕があれば、お店独自のBGMを作りましょう。独自のBGMを作り、曲中に店名などを入れて印象づけることで、リピート効果を高めることができます。コレを実践しているのが「ドン・キホーテ」「ヨドバシカメラ」です。両方とも、耳に残るオリジナルのBGMを流していますね。
4.会話を妨げない音量に調整する
BGMは音響機器の音量調節が非常に大切です。音量が大きいと会話の妨げになるし、反対に小さすぎると店外の雑音が気になって会話に集中できなくなります。ちょうど良い音量でBGMを流すからこそ、雰囲気作りに役立つのです。
5.「演奏権」について正しく理解しておく
店内でCD、iPodやiPadから音楽を流す場合は、商用利用とされてJASRAC等の管理事業者からの許可が必要です。流すにあたっては利用料を支払う必要があります。ただし、民謡、伝承音楽、著作者の死後50年経過し著作権が消滅したもの(クラシック音楽)は利用料を払わずに流すことができます。
いかがでしたでしょうか。
BGM(音楽)は、決して目立つものではありませんし、導入したからとすぐに効果が出るものでもありません。しかし、「なんとなく良さそう」「なんとなくホッとする」といった人間の感情の部分を動かす大切な要素の一つです。ぜひ、参考にしてみて下さい。
<ライタープロフィール>

「音楽を流していた方が何となく良さそうだから」。そんなあいまいな理由でBGMを流していませんか?実は、BGMは使い方を間違えるとプラスどころか、マイナスの影響を与えてしまうことがあります。このことについては、エクスマを提唱するマーケター、藤村正宏氏がブログに書いた体験談が参考になります。
あるイタリアンレストランに行ったときのことです。
そのレストランはインテリアの雰囲気がよく、料理の味もサービスも合格点でした。
普通だったらかなりいい印象が残るはずなのですが、何かちがう。
なぜか落ち着かないのです。
食後のエスプレッソを飲みながら、どうして落ち着かないのかを考えてみた。
食事の途中で気づいたんですが、それはBGM。
今流行っているJ-POPがBGMになっているのです。
たぶんそのお店の若いアルバイト従業員に、選曲を任せきっているのでしょうが、雰囲気にまったく合っていないのです。
もちろん、J-POPが悪いっていっているのではありません。
何も意図しないで音楽を流しているのが致命的だということです。
たぶんボクはそのお店に二度と行かないかもしれない。
料理の味もサービスもよくて、インテリアの雰囲気もいいのにね。
引用:音楽はある種の人を遠ざける効果もある
このエピソードで最も印象的なのは、場違いな音楽が流れていた(=違和感がある)ために、また来たいと思えなくなってしまったことです。本来は、このBGMも「お客さんを多く呼び込む」、「売上をアップさせる」といった目的のために流していたのだと思います。しかし、BGMが人にもたらす影響を正しく理解せずにただ何となく使ってしまうと、この例のようにマイナスな結果を生んでしまうのです。
昔は、BGMや最適な音響機器いった細部までこだわらなくても良かったのかもしれません。しかし昨今では、お客さんがインターネットで簡単に情報にアクセスでき、全国のお店や企業が探せるようになって、「細やかな差」が大きな決定的な差になってしまう時代になってしまいました。
さらに、お客さんの中には、口コミサイトでお店に関する辛辣な評価を書くかもしれません。「なんとなく居心地が悪い」という評価は絶対に避けなければいけないのです。そのためには、BGMを工夫するといったささいな工夫の積み重ねが大切になってくるのです。
BGMを使うと、具体的にどういったメリットがあるのか?

そもそも、BGMや適切な音響機器を使うとどんなメリットが得られるのでしょうか?それぞれ用途別にまとめてみました。
店内BGM/お客さんの購買意欲を高める
BGMを流すことでお客さんの購買意欲がアップするというのは、過去の様々な研究から明らかになっています。例えば、テキサス工科大学が行った「BGMと消費行動に関する研究」では、クラシック音楽が特にお客さんの購買意欲に大きな影響を与えるということを発表しています。
店外BGM/言葉が届かないお客さんにもアプローチできる
お客さんの呼び込みは、声が届く限られた範囲でしか行うことができません。しかし、店外BGMを使えば、遠い距離のお客さんにもアプローチできます。ただ、店外BGMの場合、音量によっては騒音になってイメージを下げる可能性もあるので、注意が必要です。
サイトBGM/お店の雰囲気やコンセプトを表現できる
ホームページやチラシに掲載した文章だけで雰囲気やコンセプトを伝えようとしても、なかなか明確に伝わりません。例えば、ホームページに店内の写真が見られるプレビューページと雰囲気にマッチしたBGMを用意するだけで、より鮮明にイメージさせることができます。
BGMや音響機器を活用する際におさえておきたいポイント5つ

では、具体的にBGMや音響機器を活用する際には、どのようなポイントに気をつければ良いのでしょうか?それは以下の5つのポイントです。
1.場所・時間帯にあわせてBGMを流す
BGMも場所や時間帯によって変えた方が良いでしょう。例えば、仕事帰りのサラリーマンが一人で食べに来る定食屋の場合、明るめの騒がしい音楽は、仕事で疲れている中ではやや耳障りと思われてしまうかもしれません。それよりはしっとりと落ち着けるジャズ等の音楽を流した方が良いでしょう。
2.お店のコンセプトにマッチしたBGMを流す
お店のコンセプトにマッチした曲を流しましょう。前段でも話したように、雰囲気やコンセプトとまるで異なるBGMを流せば居心地の悪さを作ってしまうからです。おしゃれなカフェなら「ジャズ」、元気が良いラーメン店なら「ヘビーメタル」など、コンセプトに合ったBGMを使いましょう。
3.耳に残る、お店独自のBGMを制作する
予算に余裕があれば、お店独自のBGMを作りましょう。独自のBGMを作り、曲中に店名などを入れて印象づけることで、リピート効果を高めることができます。コレを実践しているのが「ドン・キホーテ」「ヨドバシカメラ」です。両方とも、耳に残るオリジナルのBGMを流していますね。
4.会話を妨げない音量に調整する
BGMは音響機器の音量調節が非常に大切です。音量が大きいと会話の妨げになるし、反対に小さすぎると店外の雑音が気になって会話に集中できなくなります。ちょうど良い音量でBGMを流すからこそ、雰囲気作りに役立つのです。
5.「演奏権」について正しく理解しておく
店内でCD、iPodやiPadから音楽を流す場合は、商用利用とされてJASRAC等の管理事業者からの許可が必要です。流すにあたっては利用料を支払う必要があります。ただし、民謡、伝承音楽、著作者の死後50年経過し著作権が消滅したもの(クラシック音楽)は利用料を払わずに流すことができます。
いかがでしたでしょうか。
BGM(音楽)は、決して目立つものではありませんし、導入したからとすぐに効果が出るものでもありません。しかし、「なんとなく良さそう」「なんとなくホッとする」といった人間の感情の部分を動かす大切な要素の一つです。ぜひ、参考にしてみて下さい。
<ライタープロフィール>
担当ライター:ryusuke
大手広告代理店にて、顧客である百貨店や出版社のリスティング広告運用を担当。その後独立、広告代理店で培ったSEOやデータ分析の知見を活かし、個人メディアを運営する傍らフリーのWebライターとして活動中。執筆テーマは、グルメ関連やビジネス関連など、その他様々な分野のコラムや解説を得意とします。
公式ブログ
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