販促レポート：怒りは失敗を招く感情、怒りを上手にコントロールする方法 【販促ノベルティ卸売りセンター】

部下のミスや上司の八つ当たりなど、イラっとして感情的になってしまった・・・。そんな経験は誰しもありますよね？怒っても仕方がないと分かっていても、なかなか感情のコントロールはできません。怒りのメカニズムを知り、上手に克服していきましょう。

ご存知ですか？怒りのピークはほんの数秒間


みなさん、怒りのピークってどのくらい持続するか知っていますか？
実は、怒りのピークはたったの「6秒」しか持続しないと言われています。ちなみに、怒りと上手に付き合うための「アンガーマネジメント」という心理トレーニング法が、ここ2～3年で日本で普及したと同時に、少しずつ認知されてきている通説です。

つまり、たったの6秒さえ経過してしまえば、あとはクールダウンに向かっていくのです。この6秒をどうやり過ごすかが、怒りを鎮めるコツとなっています。

怒りのコントロールといえば、怒りが頂点に達している時にその気持ちをどう抑えるかということを想像しがちですが、実は怒りのピーク時は冷静な判断ができない場合が多く、怒りを爆発させないようにやり過ごすくらいしか対応策がありません。

それよりも、怒りのコントロールで注意しなければいけないのは、いかに早く「怒りモード」から平常心に戻すかです。特に、ビジネスシーンでは怒りという感情は、作業効率を下げて仕事のパフォーマンスに悪影響を及ぼしかねません。


怒りに身を任せても良いことは何もありません


ほとんどの人が怒りに身を任せても得をしないことを承知しているとは思いますが、あえて怒りに身を任せてしまうと、どんなデメリットがあるのか述べていきたいと思います。

余分な時間とエネルギーを消費する
怒りを爆発させると自己嫌悪に陥るし、怒りを鎮めることに時間とエネルギーを使うことになるため、仕事をする時間も気力も奪い去ってしまいます。必要のないことに時間を使うほど非効率なことはありません。

人間関係が悪化する
怒った相手との関係が上手くいかなくなる可能性があります。また、生みだされた不要な軋轢が、仕事の効率を下げる恐れがあります。さらに、周囲もその雰囲気に辟易して、自分自身の評判も下げてしまいます。

興奮状態になり、作業効率が下がる
怒った後は、アドレナリンが分泌され、心拍、血圧、呼吸数の増大、発汗などを催します。興奮状態のままでは、思ったように集中ができずに作業効率が悪くなります。そのことにまたイライラして、しばらく悪循環から抜け出せません。


怒りをコントロールする上で有効な方法5つ


では、どうすれば怒りをコントロールすることができるでしょうか。それは以下の5つに集約されます。

基本中の基本、深呼吸をする
怒りの頂点に達した時にも、怒りモードから平常心に戻す時にも使える方法です。深い呼吸をすると眠りにつきやすいように、深呼吸をすることで、リラックス効果を得ることができます。怒った時ほど、基本中の基本をまずは実践してみましょう。

他人や環境に期待をし過ぎない
怒りという感情は、他人や環境に対しての期待を大きく裏切られた時に発生するものです。怒りをコントロールするには、まず他人や環境に期待しすぎないことが大切です。自分と他人を完全に区分して考えると、怒りの沸点を高くすることができるでしょう。

正しさにこだわらない
正しさの基準は、人それぞれです。自分の正しさが他人の正しさと共通しているとは限りません。正しさからはみ出るものにいちいち怒っていては、キリがありません。正しさから外れるものも世の中に存在すると、大きな心で構えることが重要でしょう。

怒りの内容を紙に書き出してみる
怒っている時は、ひたすら自問自答して頭の中で負の感情がループしている状態です。しかし、その頭の中にこもった怒りの感情を紙に書き出してみると、案外すーっと軽くなるもの。また可視化することによって、とりとめのないことで怒っていたなと俯瞰することもできます。

他人に愚痴らない
怒りのあまり、他の人に愚痴りたくなりますが、怒りが冷めやらぬうちにそれをしてしまうことは逆効果です。他人に愚痴をこぼすにしても、次の日など完全にクールダウンしてからにしましょう。意外と効果的です。


いかがでしたでしょうか。
仕事は、様々な人と連携して行うものだから、ときには怒りの感情が芽生えることもあるかもしれません。しかし、それを爆発させずに速やかにクールダウンさせるのが大人な対処です。ぜひ、今回紹介した方法を参考に、怒りの感情を上手にコントロールしていきましょう。


＜ライタープロフィール＞

担当ライター：ryusuke
大手広告代理店にて、顧客である百貨店や出版社のリスティング広告運用を担当。その後独立、広告代理店で培ったSEOやデータ分析の知見を活かし、個人メディアを運営する傍らフリーのWebライターとして活動中。執筆テーマは、グルメ関連やビジネス関連など、その他様々な分野のコラムや解説を得意とします。
公式ブログ
公式フェイスブック

販促レポートは、特集記事や販売促進コラム、オフィスでの問題解決など、皆さんのビジネスに少しでも役立つ情報をお届け。編集長の弊社代表と様々な分野で活躍する若手ライター陣によって、2008年より地道に運営されております。