販促レポート：明確で現実的な「マーケティングの目標」を設定しよう 【販促ノベルティ卸売りセンター】

マーケティングとは「売れるしくみを作る」こと。売れるしくみを作り、売上げを伸ばすには、明確で実現可能な目標設定が欠かせません。あなたの会社の目標は、「知名度を上げる」といった曖昧なものになっていませんか？

マーケティングの目標設定が曖昧になっていませんか？


なぜ、マーケティングの目標設定が曖昧だといけないのでしょうか？

それは、具体的な数値を用いての検証・振り返りができないからです。曖昧な目標設定をしたまま進んでいくと、どこが間違っているか分からないまま、場当たりで闇雲なアクションをしてしまいがちです。さらに、現場のスタッフも目標の実感が湧かず、モチベーションを下げる原因にもなりかねません。

マーケティングは、明確な数値の元に現状と目標の距離を可視化する、いわば科学的アプローチなのです。売上までの一里塚をイメージして明確な目標設計をすることが大切です。


目標設定をする際によくやってしまう間違い3つ


ここで、目標設定をする際によくやってしまう間違いを以下に紹介したいと思います。

目標の数値があいまい
漠然とした目標設定をしているケースは、以下のように言い換えることができます。

• 「顧客満足度を上げる」→「口コミ欄の5段階評価平均点を3.8から4.5にする」
• 「知名度を上げる」→「サイト閲覧数（PV）を10,000から80,000に上げる」

現状把握できていない
まずは、外的環境（競合や取引先）と内的環境（従業員の数やスキル）を正確に把握することが重要です。正確に把握をせずに、計画を立ててしまえば失敗する可能性は大きくなります。まずは、現状を全て数値に落とし込んで把握し、その上で目標設定を行うのが良いでしょう。

非現実的な計画になっている
現実離れした計画は、現場の社員やスタッフのやる気を挫いてしまいます。直近・短期におけるスケジュール感や起こりうる市場の変化を把握できていないために、起きている問題といえます。まずは、どのような手順でどのくらいの期間、その目標を達成するのに時間を要するのか、熟考する必要があるでしょう。


正しいマーケティングの目標設定をするポイントとは


では、マーケティングにおける正しい目標設定の方法とは、一体どのようなものなのでしょうか？それぞれの頭文字をとった「SMART」という、有名な目標設定のフレームワークを参考にしてご紹介します。

Specific（具体的に）
目標には具体性が重要です。現実的な期日、具体的な内容、具体的なプランを設計することが重要です。

Measurable（計測可能な）
「知名度を上げる」といった定性的な目標ではなく「サイトの閲覧数（PV）を3倍に増やす」など、計測できるような定量的な目標に落とし込むことが大切です。

Attainable（達成できそうな）
ギリギリ達成できそうなレベルの目標を設定することが重要です。実現性の低い目標は立てないこと。挑戦できるくらいの目標にするのが良いでしょう。

Relevant（現実的である）
マーケティングの目標は、現場や職場の目標に直結したものに落とし込むことが大切です。そうでなければ、現場で働く人は現実離れした目標に感じてしまうことでしょう。

Timebound（期限が明確である）
明確な期限を設定します。「いつか達成できる」と先延ばしにすることがなくなり、現実レベルに落とし込めるようになります。

参考サイト：マーケティングの目標設定をする時の3つの方法

いかがでしたでしょうか。マーケティングの目標設定が曖昧なままでは、何が良くて悪かったのか分析や検証をすることが難しくなってしまいます。今一度、あなたの会社のマーケティングの目標設定も見直してみてはいかがでしょうか？


＜ライタープロフィール＞

担当ライター：ryusuke
大手広告代理店にて、顧客である百貨店や出版社のリスティング広告運用を担当。その後独立、広告代理店で培ったSEOやデータ分析の知見を活かし、個人メディアを運営する傍らフリーのWebライターとして活動中。執筆テーマは、グルメ関連やビジネス関連など、その他様々な分野のコラムや解説を得意とします。
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